- 既刊号
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- 第1次 : カイロプラクティックとは
- 第2次 : 成長のマイルストーン
- 第3次 : 右脳と左脳
- 第4次 : 脳の働き
- 第5次 : 脳の好き嫌いと機能低下したときの状態
- 第6次 : 成長障害に対する機能神経科カイロプラクティックの治療法
- 第7次 : ストレスって何?
- 第8次 : 自閉症スペクトラム障害
- 第9次 : 注意欠陥多動性障害 (Attention Deficit Hyperactivity Disorder, ADHD)
- 第10次 : 学習障害 (Learning Disability)
- 第11次 : 強迫反応障害 (OCD Obsessive Compulsive Disorder)
- 第12次 : バランス感覚障害
- 第13次 : めまい(Dizziness, Vertigo)
- 第14次 : てんかんと痙攣発作症状 (Epilepsy and Seizure)
- 第15次 : 脳震とう (Concussion) とスポーツ、セコンドインパクト症候群 (Second Impact Syndrome)
- 第16次 : 慢性疲労症候群 (Chronic Fatigue Syndrome, CFS)
- 第17次 : 脳性まひ
- 第18次 : 持続する原始反射 (Primitive Reflexes) と脳の成長障害の関係 (前編)
- 第19次 : 持続する原始反射 (Primitive Reflexes) と脳の成長障害の関係 (後編)
- 第20次 : 身体の成長 - 特に粗大な運動機能 (Gross Motor Skill) について
- 第21次 : 身体の成長 - 繊細な運動機能 (Fine Motor Skill)
- 第22次 : 身体の成長 - 言語 (Language) と話し方 (Speech)
- 第23次 : 身体の成長 - 認識力 (Cognitive) と感覚 (Sensory)
- 第24次 : 身体の成長 - 社会性 (Social) と感情 (Emotional)
- 第25次 : 身体の成長 - 知能の成長
- 第26次 : 身体の成長 - 聴力
- 第27次 : 身体の成長 - 読解力 (Reading)
- 第28次 : 身体の成長 - 免疫機能 (Immune System)
- 第29次 : 身体の成長 - 知能指数(IQ, Intelligence Quotient)と感情指数(EQ Emotional Intelligence)
- 第30次 : 身体の成長 - ハンド・アイ・コーディネーション(Hand-Eye Coordination)
- 第31次 : 身体の成長 - コーディネーション発達障害 (Developmental Coordination Disorder)
- 第32次 : 身体、精神の成長 - 選択性緘黙症(Selective Mutism セレクティブミューティズム)
- 第33次 : 身体と精神の成長 - トゥレット症(Tourette Syndrome)
- 第34次 : 身体と精神の成長 - アスパーガー症(Asperger Syndrome)
- 第35次 : 身体精神の成長 - 広範囲の成長障害(PDD-NOS, Pervasive Development Disorder- Not Otherwise Specified)
- 第36次 : 身体、精神の成長 - 小児崩壊性障害(Childhood Disintegrative Disorder)またはヘラー症候群(Heller's Syndrome)
- 第37次 : 身体と精神の成長 - 聴覚解析障害(Auditory Processing Disorder, APD)
- 第38次 : 五感 - 嗅覚と味覚
- 第39次 : 五感 - 味覚
- 第40次 : 五感 - 聴覚(Auditory System)
- 第41次 : 五感 - 視覚 ~前編~
- 第42次 : 五感 - 視覚 ~後編~
- 第43次 : 五感:触覚 ①痛みと温度感覚
- 第44次 : 五感:触覚 ②大雑把な触覚(Crude touch)、繊細な触覚(Fine touch)、振動(Vibration)、体の部分の位置感覚(Joint position)
- 第45次 : 脳神経(Cranial Nerve)Cranial Nerve #1(CN 1)嗅覚神経(Olfactory Nerve)
- 第46次 : 脳神経:第2番 視神経(Optic Nerve)
- 第47次 : 脳神経 第3番 眼動神経(Oculomotor Nerve, CN 3)
- 第48次 : 偏頭痛やむち打ちが原因で、物が二重に見える?
- 第49次 : 顔を触るだけで痛い? それ三叉神経異常かも?
- 第50次 : 味覚や聴力障害も引き起こす「顔面麻痺」
- 第51次 : 立っていられない!耳鳴りがする!バランスと聴力を支配する 脳神経8番 内耳神経(Vestibulocochlear Nerve)
- 第52次 : ”オエッ”とえずくのは健康な証拠!? 脳神経第9番 舌咽神経(Glossopharyngeal Nerve)
- 第53次 : ”放浪”しながら、カラダとココロを休める脳神経第10番 迷走神経(Vagus Nerve)
- 第54次 : 四十肩? その痛み脊髄副神経が原因かも!?脳神経第11番 脊髄副神経(Spinal Accessary Nerve)
- 第55次 : 言語や嚥下(えんげ)などを司る脳神経第12番:舌下神経(Hypoglossal Nerve)
- 第56次 : 戦う。逃げる。人類を繁栄させてきた~自律神経「交感神経」~
- 第57次 : 休む。消化する。体をリラックスさせる~自律神経「副交感神経」~
- 第58次 : 神経性膀胱症(Neurogenic Bladder)
- 第59次 : 脚の脱力感や痺れにご用心!末梢神経~大腿神経(Femoral Nerve)~
- 第60次 : お尻や脚に鋭い痛みが走る!つらい「坐骨神経痛」
- 第61次 : 息を吸うだけでイタタタタ!肋間筋肉・神経痛
- 第62次 : スポーツマンもオフィスワーカーも要注意!首、肩、腕の神経を圧迫する「腕神経叢(わんしんけいそう)」
- 第63次 : 指や手首を反らせることができない! 撓骨(とうこつ)神経障害
- 第64次 : 肩の痺れや脱力感を感じたら!腋窩(えきか)神経の損傷かも?
- 第65次 : 過度な筋トレにご注意! 肘や前腕をコントロールする筋皮神経
- 第66次 : 手が“ハサミ”のように変形する?尺骨神経の損傷
- 第67次 : 正中神経が引き起こす「指」「腕」「肩」の痺れにご注意
- 第68次 : “まぶたのぴくぴく” から冠状動脈痙攣まで。筋肉の痙攣
- 第69次 : 糖質制限する前に知っておきたい!GIとGLの違いとは
- 第70次 : テレビゲームでも乗り物酔いが起こる!?
- 第71次 : アメリカの健康保険について
- 第72次 : 交通事故の治療に不可欠な「自動車保険」について
- 第73次 : 子どもに多い斜視。脳の成長とともに解消することも。
- 第74次 : 寝違えも「斜頸」のひとつ!異変を感じたら早めの診察を。
- 第75次 : 旨みの素!MSGの隠れた問題とは
- 第76次 : 百害あって一利なし!人工トランス脂肪酸
- 第77次 : グルテンが引き起こすさまざまな病気
- 第78次 : ガムでお馴染み。キシリトールのメリット・デメリット
- 第79次 : 肩がポキポキと鳴る?それ関節炎かも。
- 第80次 : 悪化すると歩行困難に!股関節の関節炎
- 第81次 : 40%は遺伝が原因?「関節変形性乾癬(かんせん)」
- 第82次 : 12時間痛みが続くことも!痛風とは
- 第83次 : 腰痛から目の疾患まで引き起こす「強直性関節炎」とは?
- 第84次 : 感染症のあとに併発する「反応性関節炎」とは?
- 第85次 : 生後6カ月を過ぎた“モロ反射”の弊害とは?
- 第86次 : 大人に悪影響を及ぼす“強直性迷路反射”とは?
- 第87次 : 「はいはい期」まで残っていたら注意!「非対称強直性頸反射」
- 第88次 : リューマチと並び、最も多い「変形性関節炎」とは
- 第89次 : 女性患者は男性の2~3倍!リューマチ性関節炎
- 第90次 : 16歳以下の子どもがかかるリューマチ病
- 第91次 : バクテリアで発症!敗血症性関節炎
- 第92次 : 手や足のちくちく感に要注意!
- 第93次 : 24時間営業!身体の解毒作用とは
- 第94次 : 気になる“まぶた”のピクピク!ほかの病気の兆候かも?
- 第95次 : ウイルスやガンと闘う!免疫機能
- 第96次 : 骨の成長や骨密度維持に欠かせない!「カルシウム」
- 第97次 : 野菜をたっぷり摂って、カリウム不足解消!
- 第98次 : 体に不可欠なミネラル。成長や細胞修理を促す「リン」とは
- 第99次 : 体に不可欠なミネラル2。解毒作用や代謝を促す「イオウ」とは
- 第100次 : 高齢者の認識機能維持にも有効な「鉄分」
- 第101次 : 甲状腺ホルモンを作るミネラル。「ヨウ素」の摂取量や欠乏症状は?
- 第102次 : 風邪の治りが3割も早くなる!? 必須ミネラル「亜鉛」とは
- 第103次 : 体を形成する「マグネシウム」。食生活によっては不足する場合も!
- 第104次 : 脳機能向上や心臓病予防に効果!「セレニウム」とは
- 第105次 : インシュリン機能を高める「クロム」とは
- 第106次 : 必須アミノ酸①「記憶や学習に関与するフェニールアラニン」
- 第107次 : 必須アミノ酸②「アスリートの強い味方。筋肉の代謝や回復を調整するバリン」
- 第108次 : 必須アミノ酸③「美容に欠かせない!コラーゲンの素を生成するスレオニン」
- 第109次 : 必須アミノ酸④「快感ホルモン“セラトニン”を作るトリプトファン」
- 第110次 : 必須アミノ酸⑤ 抗酸化作用や代謝促進など、マルチに活躍する物質「メサイオニン」
- 第111次 : 必須アミノ酸⑥質の良い筋肉を作る「リューシン」
- 第112次 : 必須アミノ酸⑦筋肉の疲労回復やアンモニアを解毒する「アイソリューシン」
- 第113次 : 必須アミノ酸⑧ケガや術後の回復をサポートするライシン
- 第114次 : 必須アミノ酸⑨貧血や関節痛に効果のある「ヒスティディン」
- 第115次 : 一度発症すると再発の可能性大!「口唇ヘルペス」
- 第116次 : 「セサモイド」:腱の中にできるゴマ粒上の小さな骨
- 第117次 : セサモイドの炎症
- 第118次 : セサモイド骨最大級!「パテラ」とは
- 第119次 : 「O脚」の原因や症状、治療法について
- 第120次 : 「X脚」の原因や症状、治療法について
- 第121次 : 心臓病や卒中の原因に!高コレステロールについて
- 第122次 : “サイレントキラー” 高血圧とは
- 第123次 : 脚のしびれや排尿問題を引き起こす「馬尾症候群」
- 第124次 : 「リーキーガット症候群」とは
- 第125次 : 最大ゴルフボール級に!「腎臓結石」とは
- 第126次 : 女性の罹患率は男性の2倍!「胆のう結石」とは?
- 第127次 : 昼間の異常な眠気は病気かも?「睡眠発作」とは
- 第128次 : 疲労感や気分の浮き沈みの原因に。「睡眠無呼吸症」とは
- 第129次 : 髪の毛をとかす時に肩が痛い…。「ローテーター・カフ筋肉痛症候群」とは
- 第130次 : スマホやコンピューターも原因に。「アッパークロス症候群」
- 第131次 : 長時間の座り仕事には要注意!ローワークロス症候群とは
- 第132次 : 運動後に頭が痛くなる人必読!「エクササイズ頭痛」とは
- 第133次 : 歩行に障害が出ることも。気になる「浮腫」
- 第134次 : 足をひきずるように歩く。それ「フットドロップ」かも?
- 第135次 : 女性に多い「ドライアイ」。妊娠や閉経で症状が出ることも
- 第136次 : 虫歯や歯周病の原因にも。「ドライマウス」に注意!
- 第137次 : 脳や脊髄が原因で起こると危険!「咳頭痛とは」
- 第138次 : その偏頭痛、実は「副鼻腔頭痛」の可能性も!
- 第139次 : げっぷやおなら。痛みがある場合は要注意!
- 第140次 : 胸やけが1週間続いたら、診察を
- 物を持つことに問題を生じる。
- 歩き方が不安定である。
- 人とよくぶつかる。
- 自分の足につまずく。
- 不器用なため日常生活に支障が出る。
コーディネーション発達障害の子供は、運動機能の障害が日常および学校生活に支障をきたすことで、親や学校の先生などに発見されることが多く、一般的に5歳以降に診断されています。
- コーディネートされた運動機能や学習機能が年齢よりも低い。
- 運動機能障害が著しく、日常生活、学校生活、職業訓練の妨げとなる。
- 成長期の早い時期にDCD の兆候が現れ始める。
- 運動のコーディネーション障害が、知能発達障害、視力障害などによるものと考えられない場合。
コーディネーション発達障害のみを発症することもありますが、他の症状(ADHD、学習障害、コミュニケーション障害、筆記表現障害などの障害)と併発することも多く見られます。
- 集中力の障害。
- 感情のコントロールがうまくいかない。
- 記憶力障害のため、問題の説明が覚えられない。また問題がどうやったら解決できるのか覚えていない。
- 関節が異常に柔らかい(Hyper mobile joint)。筋力が弱い。これらにより運動能力の低下を起こす。
- 姿勢や動きにコントロールがない。
- バランス、すばっしこい動きを要求されるアクティビティが得意ではない。例えばホッピング、スキップ、ジャングルジムを登るなど。
- 洋服をうまく着ることが出来ない。特にボタンを留める、レース、紐などを結ぶ。
- 組み立てのブロックおもちゃがうまくできない。
- 同年齢の子供達よりも運動機能のコーディネーションに問題がある。
- 不器用である。
- お座り、這い這い、歩くことに遅れがある。
- 生後1年くらいまでに吸引、嚥下がうまく出来ない。
- 片足立ちが出来ない。
- 運動機能とハンドアイコーディネーションがうまく機能しない。例えば文字を書く、はさみを使う、靴紐を結ぶなど。
- 学習障害に進む可能性がある。
- 運動がうまく出来ないので自己嫌悪に陥ることもある。
- ケガを頻繁にする。
- 自転車に乗れるようになるのが遅い。
- 泳げるようになるのが遅い。
- 体育の授業では他の子たちを同じように行動出来ずに遅れてしまう。
- 運動がうまく出来ないので避けるようになり、その反動で肥満になる。
- 簡単な日常生活で使う運動技能が習得できない。例えば靴紐が結べない、階段をうまく降りられない、年齢相応の自分のケアが出来ない。
- 動きがぎこちない。
- 物をよく落とす。よくつまずく。
- 字がうまく書けない。また書いている時は非常に力を使って書く。
- 字を書くのがとても遅い。
- 箸、ナイフ、フォークがうまく使えない。
- 運動などのアクティビティを避けたがる。
- 新しい運動機能を学べない。
- インターナルプレゼンテーション
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コーディネーション発達障害を起こす詳しい原因はよく分かってはいませんが、DCDの子供たちの脳が、なかでも新しい生活のための技能を学ぶ大脳の部分がうまく発達・機能していないという仮説が現在多く受け入れられています。その大脳の機能はインターナルレプレゼンテーション(内部描写Internal Representation)と呼ばれるものです。DCDの子供達は日常生活を行なう上で、必要なインターナルレプレゼンテーションの発達が遅れてしまい、未発達のまま成長をしてしまうのです。
インターナルレプレゼンテーションとは、脳の中にある設計図のようなもので、これは体中の感覚器(筋肉、関節、じん帯、視覚などの五感)から受け取った情報を、運動機能と連携して力加減や正確なタイミングを計るほか、筋肉の緊張弛緩の加減を調整するためのとても大切な機能です。DCD の子達はこのインターナルレプレゼンテーションをうまく作れないので、毎日行なっている日常生活の行為を習慣化し、色々な物事を有効に学べなくなっていきます。つまりいつもやっていることに対しても、何度も同じようにガイドしていかないと学べません。これは就学年齢になり学校生活を始めた時に多くの問題が生じることになります。
私たちの日常生活では、たくさんのインターナルレプレゼンテーションつまり設計図が必要不可欠です。例えば、プラスティックカップで水を飲もうとする時「手を伸ばしてカップを手に取る」「水を注ぎコップを持ち上げる」「コップを口元に持っていき水を飲む」という簡単な行為にも、たくさんの微妙な加減が必要になります。よく考えてみると、色々な調整がこの行為には必要だと分かります。まずは、カップがどこにあるかを正確に把握して、遠すぎず近すぎずに手を伸ばしてカップを掴まないといけません。そして適切な握力でカップを掴みます。弱すぎては落としてしまいますし、強すぎたら潰してしまいます。そしてカップを口元に持っていき、水を飲む際にも、水がどれ位入っているかによってカップを傾けるスピードを調節してから、ようやく水を飲むことが出来るのです。これがインターナルレプレゼンテーションという設計図の機能です。この行為を重ねて物事をうまくスムーズに行なえるようになっていきます。またコーディネーション発達障害の子達は、はさみで紙から円を切り取るというようなことがうまく出来ません。例えば、4才の子供が初めて紙に描かれた円を切り取ろうとした時、最初ははさみや紙をうまく持てないかないかもしれません。しかししばらく練習をしていると自信を持ってうまくはさみを使い円を切れるようになります。これもインターナルレプレゼンテーションです。
では、コーディネーション発達障害の子供達は学校でどのように過ごしているのでしょう。
ほとんどの学校の活動は運動機能が必要です。DCDの子供たちにとって、これらの学校の活動に参加をするには毎日多くの努力が必要になります。さらにその努力にもかかわらず、多くが不成功に終わってしまいます。例えば幼稚園(Preschool)では、色付け、塗り絵、紙から形を切り取る、紙に物を貼り付けるなどの運動機能が必要なアクティビティなどに問題が起こることが挙げられます。そして小学校では、黒板や白板に書かれた先生の文字をうまく写すことが出来ない、またボールを捕ったり投げたりする事がうまく出来ない。そしていすにじっと座っていられないなどがあります。運動機能の問題もありますが、それよりもクラス内での振る舞いの問題が最も大きな障害として表れるのです。授業の最中に頻繁に物を落としたり、他の子の机にぶつかったりと進行を妨げることが頻発します。クラスを移動する際にも、他の子供にぶつかったり、物につまずいたりとスムーズに動くことができません。さらにDCDの子は、計画を立てたり、物を整理したりなどが苦手なので、自分に与えられた課題を終了させることがなかなか出来ないのです。 - 動きすぎる関節(Hypermobile joint)
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全人口の約20%方が関節がとても柔らかい-動きすぎる関節(Hypermobile joint)を持っていると言われていますが、コーディネーション発達障害の子供達は、この動きすぎる関節を持っている可能性が特に高いのです。この動きすぎる関節のために、新しい動きを学ぶ時に間違った覚え方をしてしまうことが多くなり、これがコーディネーション発達障害に繋がるのではないかとも言われています。動きのパターンをうまく覚えられなかったり、姿勢がうまく出来ないなどの弊害が起きるのです。また動きすぎる関節を持つ子は持久力が低いことも分かっています。つまり新しい動きを覚える前に疲れてしまい、しっかりと動きをマスター出来ないのです。しかしこの動きすぎる関節は、筋肉をうまくトレーニングする事により、改善できる可能性があります。
子供を見た時に「よく転ぶなあ」「あまり器用ではないけれども、そのうちによくなるだろう」と楽観視せずに、気になったら早期に専門家に相談をしてください。