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- セサモイド骨最大級!「パテラ」とは
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- 「O脚」の原因や症状、治療法について
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カイロプラクティックは面白い!
カイロプラクティックはとても面白い、皆さんへお伝えしたいその不思議と魅力
Vol.118 : セサモイド骨最大級!「パテラ」とは
今回のコラムでは、「パテラ(膝蓋骨)」と大腿部分の痛み症候群(Patellofemoral Pain Syndrome)についてご説明します。「パテラ」はセサモイド骨の中で最も大きい骨です、とても大切な役割を担っているため、トラブルが起こると大変です。
ジャンパー膝 / 画像出典: https://www.injurymap.com/diagnoses/jumpers-knee / Creative Commons
- 1. パテラ腱鞘炎(Patella Tendinitis)
-
パテラから膝に骨(Tibia)に伸びている腱が炎症を起こし痛くなります。
- 原因
- これは使いすぎによるケガです。スポーツなどで、特に繰り返しジャンプする、膝の屈伸、たくさん走るといったことを行なう人に多いようです。
- 別名はジャンパースニー(Jumper’s Knee)です。
- バスケットボール、バレーボールなどのスポーツ選手によく見られます。
- 危険要因
- 継続的にジャンプ、走ることを多く行う運動をする。
- 腿の筋肉が常に硬くて適度なストレッチを行わない。
- 筋肉のバランスが悪くパテラに負担をかける。
- いろいろな病気により膝への血行が低下する。
- 腱鞘炎になるリスクを減らすためのポイント
- 痛みがある時に我慢をして練習や競技をしない。
- 腿の筋肉を強化する。
- 膝へのストレスを軽減するために体を正しく使えるように、正しいバイオメカニックを学ぶ。
- 原因
膝蓋骨脱臼 / 画像出典: Creative Commons
- 2. パテラの脱臼(Patella Dislocation)
-
大腿骨には溝があり、膝を屈伸した時にパテラが上下に動きその時に横方向にずれて動かないようになっています。脱臼でパテラは内側または外側に外れてしまいますが、ほとんどの場合(93%)は外側です。
- 原因
- 急激なひねりが膝に掛かった時に起こります。
- 症状
- 脱臼する時に大きな音がします。
- 膝がロックされて動かなくなります。
- 重度な痛みがある。
- 急激に腫れる。
- 膝の辺りに痣(あざ)ができる。
- 膝が動かないので歩行できなくなる。
- 外れたパテラが膝の外側に見える。
- 脱臼しやすい人
- ジャンプや膝の屈伸を頻繫に行なうスポーツをする人。
- ダンサーは頻繁な回転や捻りを膝に加えるのでハイリスクです。
- 成長過程にあるティーンエージャー。
- 女性の方が骨盤が幅広いので膝に掛かる負担が強くなります。
- 背が高い方、大きな男性は関節への負担が増えます。
- パテラが不安定な状態にある人。
- 脱臼が繰り返し起こるのを防ぐには
- もし脱臼してしまったらしっかり治療をしてからアクティビィーに戻ること。
- 大腿筋を鍛える。特に内側の筋肉を鍛えましょう。
- 正しいフォームでスポーツができるように学ぶ。
- 原因
脱臼したら自分で何とかできると思わずに、すぐに医師にかかってください。アクティブにスポーツをやっていると、やはりケガは避けられません。安全に行うためにも、正しいフォームでスポーツや練習を行うこと、筋肉の強化を怠らないようすることが大事だと思います。
Updated on 2022/ 7/ 18
Columnist's Profile
- Chiropractic Functional NeurologistHiro Sugawara D.C.(Hiro Sugawara, D.C.)
空手や棒術などの武道に打ち込む中、少林寺拳法の整体に興味を持ち、それがきっかけになりカイロプラクティックを知り渡米。1990年に Palmer - Westカイロプラクティック大学を卒業、学位を取得、92年 Sunnyvale に開業現在に至る。94年には、公認スポーツカイロプラクター資格を取得、95年より2000年母校 Palmer - West大学にて講師を務める。98年より Chiropractic Neurology の勉強を始め神経科カイロプラクティックの知識を深め、さらに、平衡感覚リハビリテーション講座、交通事故のスペシャリストとしての Auto Safety Trainer講座、機能神経科としての Developmental Disorder Specialty (発達障害児講座) 等数々の講座を終了。現在も Mountain View のシニアセンターやPHP (Parent Help Parent) にてセミナーを行いながら更なるカイロプラクティックの知識と技術向上に努めています。
Hiro Sugawara, D.C.
- TEL:
- 408-738-0707
Please click here for more details about Hiro Sugawara, D.C..
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- Vol.126 : 女性の罹患率は男性の2倍!「胆のう結石」とは?
- Vol.127 : 昼間の異常な眠気は病気かも?「睡眠発作」とは
- Vol.128 : 疲労感や気分の浮き沈みの原因に。「睡眠無呼吸症」とは
- Vol.129 : 髪の毛をとかす時に肩が痛い…。「ローテーター・カフ筋肉痛症候群」とは
- Vol.130 : スマホやコンピューターも原因に。「アッパークロス症候群」
- Vol.131 : 長時間の座り仕事には要注意!ローワークロス症候群とは
- Vol.132 : 運動後に頭が痛くなる人必読!「エクササイズ頭痛」とは
- Vol.133 : 歩行に障害が出ることも。気になる「浮腫」
- Vol.134 : 足をひきずるように歩く。それ「フットドロップ」かも?
- Vol.135 : 女性に多い「ドライアイ」。妊娠や閉経で症状が出ることも
- Vol.136 : 虫歯や歯周病の原因にも。「ドライマウス」に注意!
- Vol.137 : 脳や脊髄が原因で起こると危険!「咳頭痛とは」
- Vol.138 : その偏頭痛、実は「副鼻腔頭痛」の可能性も!
- Vol.139 : げっぷやおなら。痛みがある場合は要注意!
- Vol.140 : 胸やけが1週間続いたら、診察を
- Vol.141 : 無痛分娩が原因? 「脊椎頭痛」とは
- Vol.142 : あなどるなかれ。「しゃっくり」の危険因子
- Vol.143 : まるでカミナリ!一瞬で起こる激しい頭痛とは
- Vol.144 : 子どもの病気トップ5に入る「頭痛」
- Vol.145 : 子どもの「つま先歩き」。2歳以降は注意を!
- Vol.146 : 「卵アレルギー」。タンパク質の種類によって対策も変わる
- Vol.147 : ヤギや羊の乳でもアレルギーに?「ミルクアレルギー」とは