Chiropractic Functional Neurologist
Hiro Sugawara D.C. Hiro Sugawara, D.C.

最新专栏

第146次 : update
「卵アレルギー」。タンパク質の種類によって対策も変わる

既刊号

第1次 : 
カイロプラクティックとは
第2次 : 
成長のマイルストーン
第3次 : 
右脳と左脳
第4次 : 
脳の働き
第5次 : 
脳の好き嫌いと機能低下したときの状態
第6次 : 
成長障害に対する機能神経科カイロプラクティックの治療法
第7次 : 
ストレスって何?
第8次 : 
自閉症スペクトラム障害
第9次 : 
注意欠陥多動性障害 (Attention Deficit Hyperactivity Disorder, ADHD)
第10次 : 
学習障害 (Learning Disability)
第11次 : 
強迫反応障害 (OCD Obsessive Compulsive Disorder)
第12次 : 
バランス感覚障害
第13次 : 
めまい(Dizziness, Vertigo)
第14次 : 
てんかんと痙攣発作症状 (Epilepsy and Seizure)
第15次 : 
脳震とう (Concussion) とスポーツ、セコンドインパクト症候群 (Second Impact Syndrome)
第16次 : 
慢性疲労症候群 (Chronic Fatigue Syndrome, CFS)
第17次 : 
脳性まひ
第18次 : 
持続する原始反射 (Primitive Reflexes) と脳の成長障害の関係 (前編)
第19次 : 
持続する原始反射 (Primitive Reflexes) と脳の成長障害の関係 (後編)
第20次 : 
身体の成長 - 特に粗大な運動機能 (Gross Motor Skill) について
第21次 : 
身体の成長 - 繊細な運動機能 (Fine Motor Skill)
第22次 : 
身体の成長 - 言語 (Language) と話し方 (Speech)
第23次 : 
身体の成長 - 認識力 (Cognitive) と感覚 (Sensory)
第24次 : 
身体の成長 - 社会性 (Social) と感情 (Emotional)
第25次 : 
身体の成長 - 知能の成長
第26次 : 
身体の成長 - 聴力
第27次 : 
身体の成長 - 読解力 (Reading)
第28次 : 
身体の成長 - 免疫機能 (Immune System)
第29次 : 
身体の成長 - 知能指数(IQ, Intelligence Quotient)と感情指数(EQ Emotional Intelligence)
第30次 : 
身体の成長 - ハンド・アイ・コーディネーション(Hand-Eye Coordination)
第31次 : 
身体の成長 - コーディネーション発達障害 (Developmental Coordination Disorder)
第32次 : 
身体、精神の成長 - 選択性緘黙症(Selective Mutism セレクティブミューティズム)
第33次 : 
身体と精神の成長 - トゥレット症(Tourette Syndrome)
第34次 : 
身体と精神の成長 - アスパーガー症(Asperger Syndrome)
第35次 : 
身体精神の成長 - 広範囲の成長障害(PDD-NOS, Pervasive Development Disorder- Not Otherwise Specified)
第36次 : 
身体、精神の成長 - 小児崩壊性障害(Childhood Disintegrative Disorder)またはヘラー症候群(Heller's Syndrome)
第37次 : 
身体と精神の成長 - 聴覚解析障害(Auditory Processing Disorder, APD)
第38次 : 
五感 - 嗅覚と味覚
第39次 : 
五感 - 味覚
第40次 : 
五感 - 聴覚(Auditory System)
第41次 : 
五感 - 視覚 ~前編~
第42次 : 
五感 - 視覚 ~後編~
第43次 : 
五感:触覚 ①痛みと温度感覚
第44次 : 
五感:触覚 ②大雑把な触覚(Crude touch)、繊細な触覚(Fine touch)、振動(Vibration)、体の部分の位置感覚(Joint position)
第45次 : 
脳神経(Cranial Nerve)Cranial Nerve #1(CN 1)嗅覚神経(Olfactory Nerve)
第46次 : 
脳神経:第2番 視神経(Optic Nerve)
第47次 : 
脳神経 第3番 眼動神経(Oculomotor Nerve, CN 3)
第48次 : 
偏頭痛やむち打ちが原因で、物が二重に見える?
第49次 : 
顔を触るだけで痛い? それ三叉神経異常かも?
第50次 : 
味覚や聴力障害も引き起こす「顔面麻痺」
第51次 : 
立っていられない!耳鳴りがする!バランスと聴力を支配する 脳神経8番 内耳神経(Vestibulocochlear Nerve)
第52次 : 
”オエッ”とえずくのは健康な証拠!? 脳神経第9番 舌咽神経(Glossopharyngeal Nerve)
第53次 : 
”放浪”しながら、カラダとココロを休める脳神経第10番 迷走神経(Vagus Nerve)
第54次 : 
四十肩? その痛み脊髄副神経が原因かも!?脳神経第11番 脊髄副神経(Spinal Accessary Nerve)
第55次 : 
言語や嚥下(えんげ)などを司る脳神経第12番:舌下神経(Hypoglossal Nerve)
第56次 : 
戦う。逃げる。人類を繁栄させてきた~自律神経「交感神経」~
第57次 : 
休む。消化する。体をリラックスさせる~自律神経「副交感神経」~
第58次 : 
神経性膀胱症(Neurogenic Bladder)
第59次 : 
脚の脱力感や痺れにご用心!末梢神経~大腿神経(Femoral Nerve)~
第60次 : 
お尻や脚に鋭い痛みが走る!つらい「坐骨神経痛」
第61次 : 
息を吸うだけでイタタタタ!肋間筋肉・神経痛
第62次 : 
スポーツマンもオフィスワーカーも要注意!首、肩、腕の神経を圧迫する「腕神経叢(わんしんけいそう)」
第63次 : 
指や手首を反らせることができない! 撓骨(とうこつ)神経障害
第64次 : 
肩の痺れや脱力感を感じたら!腋窩(えきか)神経の損傷かも?
第65次 : 
過度な筋トレにご注意! 肘や前腕をコントロールする筋皮神経
第66次 : 
手が“ハサミ”のように変形する?尺骨神経の損傷
第67次 : 
正中神経が引き起こす「指」「腕」「肩」の痺れにご注意
第68次 : 
“まぶたのぴくぴく” から冠状動脈痙攣まで。筋肉の痙攣
第69次 : 
糖質制限する前に知っておきたい!GIとGLの違いとは
第70次 : 
テレビゲームでも乗り物酔いが起こる!?
第71次 : 
アメリカの健康保険について
第72次 : 
交通事故の治療に不可欠な「自動車保険」について
第73次 : 
子どもに多い斜視。脳の成長とともに解消することも。
第74次 : 
寝違えも「斜頸」のひとつ!異変を感じたら早めの診察を。
第75次 : 
旨みの素!MSGの隠れた問題とは
第76次 : 
百害あって一利なし!人工トランス脂肪酸
第77次 : 
グルテンが引き起こすさまざまな病気
第78次 : 
ガムでお馴染み。キシリトールのメリット・デメリット
第79次 : 
肩がポキポキと鳴る?それ関節炎かも。
第80次 : 
悪化すると歩行困難に!股関節の関節炎
第81次 : 
40%は遺伝が原因?「関節変形性乾癬(かんせん)」
第82次 : 
12時間痛みが続くことも!痛風とは
第83次 : 
腰痛から目の疾患まで引き起こす「強直性関節炎」とは?
第84次 : 
感染症のあとに併発する「反応性関節炎」とは?
第85次 : 
生後6カ月を過ぎた“モロ反射”の弊害とは?
第86次 : 
大人に悪影響を及ぼす“強直性迷路反射”とは?
第87次 : 
「はいはい期」まで残っていたら注意!「非対称強直性頸反射」
第88次 : 
リューマチと並び、最も多い「変形性関節炎」とは
第89次 : 
女性患者は男性の2~3倍!リューマチ性関節炎
第90次 : 
16歳以下の子どもがかかるリューマチ病
第91次 : 
バクテリアで発症!敗血症性関節炎
第92次 : 
手や足のちくちく感に要注意!
第93次 : 
24時間営業!身体の解毒作用とは
第94次 : 
気になる“まぶた”のピクピク!ほかの病気の兆候かも?
第95次 : 
ウイルスやガンと闘う!免疫機能
第96次 : 
骨の成長や骨密度維持に欠かせない!「カルシウム」
第97次 : 
野菜をたっぷり摂って、カリウム不足解消!
第98次 : 
体に不可欠なミネラル。成長や細胞修理を促す「リン」とは
第99次 : 
体に不可欠なミネラル2。解毒作用や代謝を促す「イオウ」とは
第100次 : 
高齢者の認識機能維持にも有効な「鉄分」
第101次 : 
甲状腺ホルモンを作るミネラル。「ヨウ素」の摂取量や欠乏症状は?
第102次 : 
風邪の治りが3割も早くなる!? 必須ミネラル「亜鉛」とは
第103次 : 
体を形成する「マグネシウム」。食生活によっては不足する場合も!
第104次 : 
脳機能向上や心臓病予防に効果!「セレニウム」とは
第105次 : 
インシュリン機能を高める「クロム」とは
第106次 : 
必須アミノ酸①「記憶や学習に関与するフェニールアラニン」
第107次 : 
必須アミノ酸②「アスリートの強い味方。筋肉の代謝や回復を調整するバリン」
第108次 : 
必須アミノ酸③「美容に欠かせない!コラーゲンの素を生成するスレオニン」
第109次 : 
必須アミノ酸④「快感ホルモン“セラトニン”を作るトリプトファン」
第110次 : 
必須アミノ酸⑤ 抗酸化作用や代謝促進など、マルチに活躍する物質「メサイオニン」
第111次 : 
必須アミノ酸⑥質の良い筋肉を作る「リューシン」
第112次 : 
必須アミノ酸⑦筋肉の疲労回復やアンモニアを解毒する「アイソリューシン」
第113次 : 
必須アミノ酸⑧ケガや術後の回復をサポートするライシン
第114次 : 
必須アミノ酸⑨貧血や関節痛に効果のある「ヒスティディン」
第115次 : 
一度発症すると再発の可能性大!「口唇ヘルペス」
第116次 : 
「セサモイド」:腱の中にできるゴマ粒上の小さな骨
第117次 : 
セサモイドの炎症
第118次 : 
セサモイド骨最大級!「パテラ」とは
第119次 : 
「O脚」の原因や症状、治療法について
第120次 : 
「X脚」の原因や症状、治療法について
第121次 : 
心臓病や卒中の原因に!高コレステロールについて
第122次 : 
“サイレントキラー” 高血圧とは
第123次 : 
脚のしびれや排尿問題を引き起こす「馬尾症候群」
第124次 : 
「リーキーガット症候群」とは
第125次 : 
最大ゴルフボール級に!「腎臓結石」とは
第126次 : 
女性の罹患率は男性の2倍!「胆のう結石」とは?
第127次 : 
昼間の異常な眠気は病気かも?「睡眠発作」とは
第128次 : 
疲労感や気分の浮き沈みの原因に。「睡眠無呼吸症」とは
第129次 : 
髪の毛をとかす時に肩が痛い…。「ローテーター・カフ筋肉痛症候群」とは
第130次 : 
スマホやコンピューターも原因に。「アッパークロス症候群」
第131次 : 
長時間の座り仕事には要注意!ローワークロス症候群とは
第132次 : 
運動後に頭が痛くなる人必読!「エクササイズ頭痛」とは
第133次 : 
歩行に障害が出ることも。気になる「浮腫」
第134次 : 
足をひきずるように歩く。それ「フットドロップ」かも?
第135次 : 
女性に多い「ドライアイ」。妊娠や閉経で症状が出ることも
第136次 : 
虫歯や歯周病の原因にも。「ドライマウス」に注意!
第137次 : 
脳や脊髄が原因で起こると危険!「咳頭痛とは」
第138次 : 
その偏頭痛、実は「副鼻腔頭痛」の可能性も!
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げっぷやおなら。痛みがある場合は要注意!
第140次 : 
胸やけが1週間続いたら、診察を
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無痛分娩が原因? 「脊椎頭痛」とは
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「卵アレルギー」。タンパク質の種類によって対策も変わる

カイロプラクティックは面白い!

カイロプラクティックはとても面白い、皆さんへお伝えしたいその不思議と魅力

2014年10月 1日更新

第28次 : 身体の成長 - 免疫機能 (Immune System)

免疫機能というのは、数々の臓器によって作られ、外敵から体を守る働きのことです。

免疫を司どっている臓器は、扁桃腺(Tonsils)、胸腺(Thymus Gland)、リンパ腺(Lymph nodes)、骨髄(Bone Marrow)、白血球(White Blood Cell)、脾臓(Spleen)、虫垂(Appendix)などです。

この免疫機能の基本的役割は、外部から進入した病原菌などをいち早く見つけ、それらの外敵から体を守るために外敵に対して適切な行動を起こして、損害を最小限にとどめることです。

この防御を行うのが白血球(White Blood Cell、Leukocyte)です。白血球(White Blood Cell)は、胸腺(Thymus Gland)、骨髄(Bone marrow)、脾臓(Spleen)で作られ、保管され必要に応じて血管、リンパ管の中を通り、体の中をパトロールして外敵がいないかを監視しています。

白血球の種類

リンパ細胞(Lymphocyte)には2種類あり、ひとつはT細胞、もうひとつはB細胞と言います。

ファゴサイト(食細胞、Phagocyte)
これは進入してきた細菌や外敵を攻撃して食べてしまう細胞です。
リンパ細胞(Lymphocyte)
この細胞は侵入してきた細菌や外敵を認識し、さらに記憶を作って、将来また同じ細菌が入ってきたときに備え即座に対応できるようにし、またこの外敵を壊すための手伝いをする細胞です。
リンパ細胞の種類

リンパ細胞(Lymphocyte)には2種類あり、ひとつはT細胞、もうひとつはB細胞と言います。

B細胞は体の中で情報部のような役割をします。このB細胞が体中をパトロールして異常な細胞を発見すると、その外敵に対して照準を合わせ、この侵入者を攻撃しろと指令を出します。そのときに抗体という物質を作り、外敵を破壊する助けにします。その抗体に応じT細胞が兵隊としてB細胞が指定した外敵を実際に攻撃破壊をします。

この抗体が記憶として残り、次回同じ細菌などが進入したときには、いち早くこの侵入者を退治できるようになります。このようにして免疫と言うのは育っていくのです。

生まれて最初の6ヵ月位は、免疫機能は完全には出来上がってないのですが、赤ちゃんはお母さんからイミュノグロブリン(Immunoglobulin)という抗体を胎盤を経て受け取っているので、細菌に対しての守りはしっかり出来ています。このイミュノグロブリン(Immunoglobulin)はGまたはIgGとも言います。この抗体を受け取るためには母乳を飲まなくてはなりません。母乳には抗体がたくさん含まれています。しかし、人工ミルクには抗体は含まれていませんので、免疫は赤ちゃんには免疫はパスされません。母乳には5種類のイミュノグロブリン(Immunoglobulin)が含まれています。それらは、イミュノグロブリンA(IgA)、イミュノグロブリンD(IgD)、イミュノグロブリンE (IgE)、イミュノグロブリンG(IgG)、イミュノグロブリンM (IgM)です。

イミュノグロブリンA (IgA)
この抗体は主に、鼻、気管支、消化器、耳、目、唾液、涙の中にあり、外部環境に晒される部分の防御をしています。
イミュノグロブリンD (IgD)
少量腹部、胸で発見され、この抗体の詳しい役割はまだあまりわかっていませんが、おそらくアレルギー反応に関与しているのではないかと言われています。
イミュノグロブリンE (IgE)
この抗体は、皮膚、肺、粘膜にいます。外部物、例えば、花粉やカビなどに対してアレルギー反応を起こす役割ををするものです。つまりこの抗体がとてもたくさんいる方はアレルギー体質になります。
イミュノグロブリンG (IgG)
一番小さいので胎盤を通り抜けて胎児の体に入ることが出来ます。体中の75%から80%がこのIgG であり、最もたくさんある抗体です。この抗体が、バクテリアやウィルスが体に侵入した時に探し出し、退治をしてくれるのです。
イミュノグロブリンM (IgM)

一番サイズの大きい抗体で、血液中やリンパ液中に存在します。この抗体が細菌感染症のとき、一番早く対応、反応する抗体です。さらに免疫器官を刺激して、細菌などを壊す化学物質を作り外敵を破壊する役割を果たします。

母乳を飲んでいる赤ちゃんと人工栄養の赤ちゃんを比べてみますと、母乳を飲んでいる赤ちゃんの方が一般的に慢性の病気(アレルギー、耳の感染症、リューマチ性障害などに)かかりにくいということが知られています。人工栄養の赤ちゃんは、細菌と戦うための抗体を作るのに数ヵ月かかることもあります。

新生児の血液中の抗体は、生後6日頃から急激に上がり始め、1才頃に大人のレベルに達します。同時にお母さんからもらった免疫(抗体)は徐々に、生後6ヵ月から8ヵ月位で消えていきます。この時期が自分の免疫機能を育て始める大事な時期になります。

赤ちゃんに大切な要素
栄養
  • 離乳食をよく考えて食べさせる。
  • 特に免疫力を抑えてしまうような食べ物に気をつける(例:精製糖など)。
  • ミネラルに気をつけて食べさせる。
睡眠
  • 睡眠は免疫成長のためのエネルギーである。
  • 睡眠不足は免疫力の低下を招く。
  • 赤ちゃんは16時間から20時間。3才児は10時間から14時間の睡眠が望ましい。
免疫力を高める7つの食べ物
ヨーグルト
  • 精製糖の入っていないものが好ましい。
  • 腸内細菌の強化にもとても良い。
  • 約70%免疫反応は腸内で起こっている。それは消化器官が一番最初に外部の環境つまり細菌等に触れるためである。
  • 消化器官が第一の防御である。
  • 細菌に接触した時に大事なことは、健康な腸内環境である。
にんにく
  • ある研究によると、にんにくのサプリメントを12週間与えたところ病気になる日数が、与えていない人よりも減ったという結果が出ている。
にんじん
  • 皮膚組織は、外部環境から体内を守るとても大事な防御の役割を果たす。ビタミンAは皮膚を健康に保つために必要な栄養素で、にんじんは多くビタミンAを含んでいる。
  • ビタミンAは免疫の補強の役目するため、不足すると免疫低下を引き起こす。
  • 大人では1日700µgから900µgくらい必要である。
  • その他ビタミンAを多く含む食べ物は:ケール、ブロッコリー、スクウォッシュ、カンタロープ、杏、サツマイモ等がある。
紅茶
  • 紅茶はL-Theanineというアミノ酸を少量含んでおり、これが免疫力アップに良い。
  • ある研究によると、紅茶を1日5杯飲むと、感染症を早く治せるとの結果がある。
カシューナッツ
  • カシューナッツは亜鉛をたくさん含んでいる。体内の亜鉛が下がると免疫機能も下がる。
  • 亜鉛は、T細胞を作ったり活性化する時に必要な栄養素である。
  • 亜鉛を含む食べ物:牛肉、鶏肉、カニ、豆類など。
イチゴ
  • オレンジもビタミンCを多く含んでいるが、イチゴもいい栄養源である。
  • ビタミンC免疫力を高めるので細菌と戦う際に役に立つ。
  • ビタミンCを多く含む食べ物:カンタロープ、グレープフルーツ、キウイ、トマト、ベルペッパーなど。
鉄分
  • 鉄分不足になっても免疫力は下がってしまう。
  • しかし鉄分は反対に多すぎても免疫力を下げてしまう。
  • 鉄分は大人の男性で1日8mg、女性は1日18mg、50才以上の女性は1日8mgが良いとされている。
  • 鉄分を多く含む食べ物:赤肉、七面鳥、豆腐、レンズマメなど。
子供たちの免疫力を上げる6つのヒント
野菜、果物をたくさん食べさせる。
  • にんじん、グリーンビーンズ、オレンジ、イチゴなど。これらは免疫力アップの栄養素(ファイトニュートリエンツ、Phytonutrients)をたくさん含んでいる。
  • ファイトニュートリエンツは、体内の細菌と戦う白血球の生成を助ける。
  • ファイトニュートリエンツの幼児の摂取量は1回あたりティースプーン2杯が目安である。もう少し大きい子供は1カップ。
睡眠時間をたっぷりとる。
  • 研究によると、睡眠不足はNK細胞という細菌と戦う細胞を減少させてしまい、病気になりやすくなるという。
  • 特にデイケアなどに行っている子供たちは、昼寝をしない場合が多いといわれているため、気をつけて十分な睡眠時間を取らせるようにすること。
  • 理想的な睡眠時間は、幼児で12時間から13時間、保育園児は10時間くらいである。
母乳で育てる。
  • 母乳はたくさんの抗体を含んでいる。
  • 母乳で育てることで、感染症、下痢、肺炎などになりにくくなる。
  • 特にコラストラム(Colostrum)という出産後数日間出る母乳は、とてもたくさんの抗体を赤ちゃんにあげることが出来る。
  • コラストラム(Colostrum)は、脂質が少ないため、新生児でも消化しやすく、便を柔らかくして最初の排便をしやすくする働きを持っている。
家族皆でエクササイズする。
  • 研究によると、適度なエクササイズはNK細胞を増やすという結果が出ている。
  • 子供たちの良いモデルになるように、大人も一緒にエクササイズを心がけること。
細菌が広がることを防ぐ。
  • 感染した細菌と免疫が戦うことは大事であるが、戦うことにより免疫も疲労するため、予防はとても大切である。
  • 手洗いを習慣づける。
  • ワイプなどを携帯して手を清潔に保つ。
  • 子供が病気になったら歯ブラシを新しいものと交換する。これは古い歯ブラシからまた病原菌を防ぐことになる。
間接喫煙をなくす。
  • オレンジもビタミンCを多く含んでいるが、イチゴもいい栄養源である。
  • ビタミンC免疫力を高めるので細菌と戦う際に役に立つ。
  • ビタミンCを多く含む食べ物:カンタロープ、グレープフルーツ、キウイ、トマト、ベルペッパーなど。
鉄分
  • タバコの煙には、約4,000種類の毒物が入っている。
  • 子供の呼吸は大人よりも速いので、多くの煙を吸ってしまう。つまり毒物を吸っていることになる。
  • 間接喫煙は、子供たちの幼児突然死(SIDS)、気管支炎、喘息、耳の感染症の可能性を増加させることになる。
  • さらに、知能の発達、脳神経の発達にも悪影響を与えることがある。
免疫力低下を起こす原因
しつこい感染症
  • もっとも大きい免疫の問題は、だらだらと続く、なかなか治らない感染症である。
  • 説明のつかない熱、寝汗、リンパ腺の腫れなどがあれば注意すること。
  • 上記の症状は、隠れた感染症または他の隠れた病気の症状かもしれないため、要注意。
抗生物質の過剰使用
  • 免疫機能が感染症をきちんとコントロール出来ていれば、免疫機能も成長していく。
  • 抗生物質はとても強力で有効な薬である。もし免疫力がバクテリアの感染症に対処出来ない時に投薬されると大きな効果を発揮する。
  • しかし、抗生物質の過剰使用は、免疫力の低下を招く。
睡眠不足
  • 睡眠中に免疫器官は新しい白血球を作り補充をする。
栄養不足
  • 精製糖や加工食品、着色料、保存料は免疫力を弱めると言われている。
  • 上記のような食べ物に含まれる体に良くない成分との戦いは、免疫力の無駄使いである。
肉体的、精神的なストレス
  • 数々のストレスは免疫低下の原因である。
あまり日に当たらない
  • 1日中家の中で過ごし、太陽に当たらないことで免疫力が落ちる。
  • 太陽光は、T-細胞の生成を刺激するため、免疫力の増加につながる。
エクササイズをしない
  • 運動することでリンパの流れが活発化して毒物を排出する。
慢性病
  • 喘息、アレルギーなどの慢性病は、免疫に負担をかけてしまい低下の原因になる。
免疫力低下の症状
  • 慢性的な疲労や物憂げな態度。
  • 繰り返し起こる感染症。
  • 喘息や湿疹などのアレルギー反応。
  • 切り傷などの治りが異常に遅い。
  • 慢性的な下痢。
  • イースト感染症などの多発。

免疫機能は、お母さんから母乳を経て赤ちゃんにパスされ、そこから乳児が自分の免疫を作り上げていくもの、つまり成長を促すものです。今回のコラムが成長の目安になればと思います。

2014年10月 1日更新

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Columnist's Profile

Chiropractic Functional NeurologistHiro Sugawara D.C.(Hiro Sugawara, D.C.)

空手や棒術などの武道に打ち込む中、少林寺拳法の整体に興味を持ち、それがきっかけになりカイロプラクティックを知り渡米。1990年に Palmer - Westカイロプラクティック大学を卒業、学位を取得、92年 Sunnyvale に開業現在に至る。94年には、公認スポーツカイロプラクター資格を取得、95年より2000年母校 Palmer - West大学にて講師を務める。98年より Chiropractic Neurology の勉強を始め神経科カイロプラクティックの知識を深め、さらに、平衡感覚リハビリテーション講座、交通事故のスペシャリストとしての Auto Safety Trainer講座、機能神経科としての Developmental Disorder Specialty (発達障害児講座) 等数々の講座を終了。現在も Mountain View のシニアセンターやPHP (Parent Help Parent) にてセミナーを行いながら更なるカイロプラクティックの知識と技術向上に努めています。

Hiro Sugawara, D.C.

990 W Fremont Ave Ste M, Sunnyvale CA 94087
TEL:
408-738-0707

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