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カイロプラクティックは面白い!

Updated on 2022/ 9/ 12

Vol.120 : 「X脚」の原因や症状、治療法について

X脚(Knock Knee/Genu Valgum)とは、直立した状態で膝が接している時にくるぶしが付かないとい状態を指します。この状態が続くと膝の外側に負担を多くかけてしまうので、痛みやダメージを起こしてしまうこともあります。

特に2~4歳の子どもの場合は、成長過程で一時的にX脚になることがありますが、大体通常の場合7~8歳までに治ってしまうことが多いです。しかし、6歳以降に良くなる兆候がなくかえって悪くなってしまった時は問題ですので専門家に相談してください。

原因
  • 腎臓の障害による。
  • けがによる。
  • 膝の関節炎による。
  • 骨の感染症(Osteomyelitis)による。
  • 「くる病」による。
  • 先天的な成長の問題がある。
  • 骨の成長中枢へのけがによる。
  • 両性の骨の腫瘍による。
  • 骨折が治癒する際に変形をしてしまった時
  • 上記に加え、肥満があると、さらに膝への負担が増して症状を悪化させる時があります。
症状
  • 股関節痛、膝の痛みがある。
  • 足、くるぶしの痛みがある。
  • 関節の硬直や鈍痛がある。
  • 歩いている時に片足を引きずる。
  • 股関節の可動範囲の低下がある。
  • 歩行や走行が難しくなる。
  • 関節炎の進行する。
対策
  • ブレースを着用する。これがうまくいかない場合は外科手術の可能性もあります。
  • 「くる病」などが原因の場合は、予防策としてビタミンD、カルシウム不足なのでこれらの栄養素をしっかり摂取します。
  • 病気が原因の場合は、まず病気の治療を行います。

多くの場合、X脚は正常な成長過程の一つなので、まずは様子を見てください。6歳くらいなっても症状が好転しない、または悪化した時には速やかに治療を考えるようにしましょう。

Updated on 2022/ 9/ 12

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Columnist's Profile

Chiropractic Functional Neurologist
Hiro Sugawara D.C.Hiro Sugawara, D.C.

空手や棒術などの武道に打ち込む中、少林寺拳法の整体に興味を持ち、それがきっかけになりカイロプラクティックを知り渡米。1990年に Palmer - Westカイロプラクティック大学を卒業、学位を取得、92年 Sunnyvale に開業現在に至る。94年には、公認スポーツカイロプラクター資格を取得、95年より2000年母校 Palmer - West大学にて講師を務める。98年より Chiropractic Neurology の勉強を始め神経科カイロプラクティックの知識を深め、さらに、平衡感覚リハビリテーション講座、交通事故のスペシャリストとしての Auto Safety Trainer講座、機能神経科としての Developmental Disorder Specialty (発達障害児講座) 等数々の講座を終了。現在も Mountain View のシニアセンターやPHP (Parent Help Parent) にてセミナーを行いながら更なるカイロプラクティックの知識と技術向上に努めています。

Hiro Sugawara, D.C.

990 W Fremont Ave Ste M, Sunnyvale CA 94087

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