专栏

カイロプラクティックは面白い!

2022年10月 12日更新

第121次 : 心臓病や卒中の原因に!高コレステロールについて

コレステロールは、蠟(ろう)のような物質で、人の体内や肉、卵、乳製品の中に存在しています。コレステロールの大きな役割は、ホルモンを作る、ビタミンDを作る、脂肪の消化に大事な胆汁を作る、さらに体中の細胞膜を作る時に必要です。肝臓が体内で必要なコレステロールを合成していますが、食事からも摂取することが能です。

コレステロールが高くなると、心臓病、卒中などの可能性を高くします。

コレステロールの種類
HDL(High Density Lipoprotein)

善玉コレステロールです。これは余分な悪玉コレステロールを肝臓に運び加工して再生します。さらにHDLは血管内の壁のダメージを修復してくれます。

LDL(Low Density Lipoprotein)

悪玉コレステロールです。LDLは血管内に溜まり血管を詰まらせてしまう物質の元です。HDLはこれを排泄する役目をします。約25%のコレステロールが食事から摂取され、残りは肝臓によって作られています。

危険要因
・不適切な食事
  • 飽和脂肪酸や、トランス脂肪酸の過剰摂取不健康なコレステロールが上がります。
  • 飽和脂肪酸は脂肪分の多い肉類や、乳製品に含まれます。
  • トランス脂肪酸はスナック類、お菓子に多く含まれます。
・肥満
  • BMI(Body Mass Index)が30以上になると、高コレステロールのリスクが上がります。
・運動不足
  • エクササイズはHDLの値を上げることに役立ちます。
・喫煙
  • HDL値を下げます。
・アルコールの過剰な摂取
・40歳以上になると肝臓の働きが鈍くなり、LDLを効果的に除くことができなくなります。
適正なコレステロール値とは

コレステロールの全体値―目標200mg/dL以下で低い方が良い

200mg/dL以下 適正値
200-239mg/dL ボーダーライン
240mg/dL以上 高い

LDLコレステロール値―目標としては70mh/dL—130mg/dLで低い方が良い

70mg/dL以下 心臓病ある方の適正値
100mg/dL 適正値
100—129mg/dL 心臓病を持っていない方の適正値
130—159mg/dL ボーダーライン、心臓病ある方では高い
160—169mg/dL 高い
190mg/dL とても高い

HDLコレステロール値―目標は50mg/dLこれは高い方が良い

40mg/dL(男性)以下 低すぎる
50mg/dL(女性)以下 低すぎる
40—59mg/dL(男性) 良い
50-59mg/dL(女性) 良い
60mg/dL以上 適正

高コレステロールの症状は、普段はほとんどないため放置しておくと心臓病や卒中、心筋梗塞、動脈硬化などを起こす原因になるということです。

対策
  • 危険要因にある事柄を避ける。
  • 定期的に運動をする。
  • 喫煙しない。
  • 健康な体重を維持する。
  • 飽和脂肪酸の摂取を最小限に抑える。
  • コレステロールを高くしてしまう可能性のある持病を治療する。
  • 食物繊維を多く摂る。
  • 野菜、果物の摂取を増やす。
コレステロール値を上下させる食べ物
コレステロール値が高いため避けた方がいい食べ物
  • 全乳、脂肪分の除かれていないヨーグルト、チーズ
    • チーズは1週間に3オンス以下に
    • 牛乳、ヨーグルトは脂肪分の低い物に
  • ビーフなどの赤肉
  • ソーセージ、ホットドッグなどの加工製品
  • 揚げ物
  • ドーナッツ、クッキーなどのスイーツ
  • ハンバーガーなどのファストフォード
コレステロールは高いものの体には良い食品
    • 以前は卵はコレステロールが多いので良くないと言われていた。
    • 卵は1日に必要なコレステロールの60%を含んでいる。
    • 卵に含まれる飽和脂肪酸はとても低く8%。カロリーは低くたんぱく質を多く含んでいる。
    • 研究によると卵を摂取してもコレステロール値を上げることはなくかえってHDL値を上げることが分かっている。
    • 研究結果によると、1日1~3個の卵を食べても問題がないという。
  • 魚介類
    • エビはコレステロール値が高いのですが飽和脂肪酸はほとんど入っていない。
    • 貝類は多くの良質のたんぱく質やビタミン、ミネラルを多く含み心臓病やLDLを下げる物質を含んでいる。
  • イワシ
    • イワシ92g中にコレステロールは131mg含まれているが、ビタミンBやカルシウムが多く含まれている。
    • たくさんのミネラルが摂取できる。

コレステロール値が気になる方は、食生活において野菜や果物のような繊維質を多く摂るように気を付けましょう。また、エクササイズを生活の中に取り入れ、どのような脂を摂ればよいのか注意することをお勧めします。

2022年10月 12日更新

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Columnist's Profile

Chiropractic Functional Neurologist
Hiro Sugawara D.C.Hiro Sugawara, D.C.

空手や棒術などの武道に打ち込む中、少林寺拳法の整体に興味を持ち、それがきっかけになりカイロプラクティックを知り渡米。1990年に Palmer - Westカイロプラクティック大学を卒業、学位を取得、92年 Sunnyvale に開業現在に至る。94年には、公認スポーツカイロプラクター資格を取得、95年より2000年母校 Palmer - West大学にて講師を務める。98年より Chiropractic Neurology の勉強を始め神経科カイロプラクティックの知識を深め、さらに、平衡感覚リハビリテーション講座、交通事故のスペシャリストとしての Auto Safety Trainer講座、機能神経科としての Developmental Disorder Specialty (発達障害児講座) 等数々の講座を終了。現在も Mountain View のシニアセンターやPHP (Parent Help Parent) にてセミナーを行いながら更なるカイロプラクティックの知識と技術向上に努めています。

Hiro Sugawara, D.C.

990 W Fremont Ave Ste M, Sunnyvale CA 94087

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