Chiropractic Functional Neurologist
Hiro Sugawara D.C. Hiro Sugawara, D.C.

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Updated on 2014/ 4/ 18

Vol.23 : 身体の成長 - 認識力 (Cognitive) と感覚 (Sensory)

子供達は生まれて間もない時から、周りの環境や人々から刺激を受け認識力と感覚を成長させていきます。 これらを伸ばすために、良い “遊び方のヒント” をマイルストーンと共に示していきます。

【生後3ヵ月】
  • 視覚がはっきりしてくる。大体33cm以内なら物がよく見えるようになる。
  • 動く物、人に焦点を合わせられる。
  • 甘い、塩辛い、酸っぱい、苦いが分かる。
  • 色が見分けられる。
  • 環境の変化に表情の変化で反応する。
  • 物事の変化を察して反応する。 例えばおっぱいを探したり、ボトルを探したりする (吸引反射)。
  • 音のした方に顔を向ける。
  • 泣き声が要求によって変化する。
  • 家族の声に反応する。
  • 笑う。
○遊び方のヒント
  • 明るい色のおもちゃを使う。
  • 子供部屋は明るく、鏡や絵が飾ってあるとよい。
  • 家の外の音に時々触れさせてやる。
  • 車に乗せて連れ出す。
【生後6ヵ月】
  • 感覚器の発達が著しい時期である。
  • 見慣れた顔を覚えて反応する。
  • 他の人たちの表情の変化に対して反応する。
  • 他の人たちの表情を真似する。
  • アイコンタクトを多くするようになる。
  • 手と目のコーディネ-ションが現れ始める。
  • 大きな声で笑うようになる。
  • 記憶力が現れ始める。
  • 親の声が分かるようになる。
  • 知らない人を怖がる。
  • 動作を真似る。
  • 物が落ちたと言う事が理解できる。
  • 視覚内にはない音がどちらの方向から来たのか分かるようになる。
  • 自分の声を聞くのが楽しい。
  • 鏡やおもちゃに向かって話しかける。
  • 複雑な音の刺激を好むようになる。
  • 誰が自分の親か理解できる。
  • 視力は20/40 20/60くらい。
○遊び方のヒント
  • 子供にママ、パパなどの言葉を頻繁に聞かせる。
  • 「いない、いない、ばー!」 などしてあげる。
  • 割れない鏡を与えてみる。
  • 動いたり、音の出る明るい色の大きいおもちゃを与える。
  • 破くための紙を与える。
  • ゆっくりとはっきりと話すことを心がける。
  • いろいろな物の名前を教えてあげる。
  • 言葉を教える時、ジェスチャーを用いて教える。
【生後9ヵ月】
  • 絵で描いた物か、そうでない物か見分けられるようになる。
  • 絵の中に描かれた物がいくつあるか理解するようになる。
  • 物の見える大きさにより、遠い、近いが理解出来るようになる。
  • 物を長時間見つめる事が出来る。
  • 遠近感が出来てくる。
  • そこにある物は、たとえ一旦視線を外しても、再度見たときなくなっておらず必ずそこにあるという事を理解するようになる。
  • 簡単な指示に従える。
  • 自分の名前に反応する。
  • 「ノー」 の意味が分かるようになる。
  • 一人にされる事を怖がる。
  • 「いない、いない、ばー!」 などのゲームをする。
  • バイバイと手を振る。
○遊び方のヒント
  • 絵本を与える。
  • いろいろな違った環境の刺激を与える。例えば動物園や水族館へ行ってみる。
  • ボール遊びをする。
  • 語彙を増やすために、本などを読みながら人の名前や物の名前などを聞かせる。
  • 暑い、冷たいなどを遊びながら教えるようにする。
【1才児】
  • 親の動作を真似する。
  • 動作と声で反応する。
  • 絵本を見るのが好き。
  • 物を手でもてあそぶようになる。
  • 早く動く物を目で追うようになる。
  • 自分の名前に反応する。
  • 単語が数語理解できる。
  • ママ、パパの他に数語の言葉を話せる。
  • 動物の鳴き声や音の真似をする。
  • 物とその名前が分かるようになる。
  • 人差し指で物を指し示す。
  • 物またははおもちゃへの愛着を示すようになる。
  • 親と離れるのを嫌がるようになる。
【1才半】
  • 愛情を示す。
  • 物語を聞いたり、絵を見たり出来る。
  • 10語以上の単語が理解できる。
  • 2つ以上の体の部分が分かる。
  • 尋ねられた時にそれを指差したり出来る。
  • 真似をよくする。
  • 少し自分の服を脱ぐ事が出来る。
  • 自分の物という意識が出てくる。
○遊び方のヒント
  • 体を十分に動かす事が出来るスペースを与えてあげる。
  • 大人の道具類などの安全なコピー物やおもちゃを与える。
  • 家庭内の用事を手伝わせて責任感を持たせる。
  • 物を作ったり、創造性を養う遊びを奨励する。
  • 本を読んであげる。
  • テレビなどを見過ぎないように管理する。
  • ゲームで遊び過ぎないように管理する。
【2才児】
  • 自分と他の人の違いが分かり始める。
  • 大人の動作をよく真似する。
  • 絵本の中の自分のよく知っている物を指差せるようになる。
  • 視力は大人並みになる。
  • 2から3単語の文章で話せる。
  • 喉が渇いた、お腹がすいた、トイレなどの意思の疎通が出来る。
  • 集中力が長く続く。
  • 洋服が少し上手く着れるようになる。
○遊び方のヒント
  • テレビ観賞の時間を3時間以内にする事が望ましい。
  • 遊ぶゲームの種類を選ぶ、例えば暴力的なものはさせない。
【3才児】
  • 物をカテゴリーで分けられる。例えば動物や木など。
  • 複雑な大人の動作を真似る。
  • 鏡に映った自分を理解して、自分という事を名前で言える。
  • 親の指示に従える。
  • 絵本の中の物を指差しその名前を言える。
  • 物の名前と使い方を理解できる。例えばハサミは紙を切るもの、など。
  • 3から4単語の文章で話せる。
  • 物を3つ数える事が出来る。
  • 頻繁に質問をするようになる。
  • 少しの手伝いがあれば自分で服を着ることができる。
  • 集中力はさらに長くなる。
  • 自分で食事が出来る。
  • 親から離れる事を怖がる事が少なくなる。
  • 空想の物を怖がる。
  • 自分の名前や年齢、男か女かが理解できる。
○遊び方のヒント
  • 遊びに連れていく時、目を離さないようにする。
  • スポーツなどのルールをきちんと教えて参加させる。
  • 他の子供たちと社会性を作るために遊ばせるようにする。
  • 創造的な遊びを奨励する。
  • 本を一緒に読む。
  • 地域のいろいろなところへ連れて行き見識を深める。
  • 子供の興味のある事を学ばせる時、質問に答えさせて学ばせる。 また関係のあるアクティビティーをさせて学ばせる。
  • 家事などの手伝いをさせる。
【4才児】
  • 過去、現在の概念がわかってくる。
  • 自分で自分の疑問の答えを探そうとする。
  • 見た物事を学ぶようになる。
  • 指示を聞いてそれに従って学ぶ。
  • 物を大きさ、形別に分ける事ができる。
  • 色、形別にグループ分けをして整理をするという概念が分かる。
  • 集中力が5から15分くらい続く。
  • “何故” と言う質問をして情報を集めようとする。
  • 過去形を使って話が出来る。
  • 完全に意味を理解していない言葉を使用したがる。
  • 簡単な歌を覚えて歌える。
  • 自立性が出来てくる。
  • 少し攻撃的な振る舞いをする事がある。
  • 家族のことを他人に話すようになる。
  • 空想の遊び友達を作り上げる事がある。
  • 時間と言う概念が大分と理解出来るようになる。
  • 2つの物を大きさ、形、色の違いなどによって見分けられるようになる。
  • 正しい、間違っている道徳的な概念はまだない。
  • 期待が大きすぎると反抗的になる。
○遊び方のヒント
  • 他の子供たちと遊ばせ、おもちゃなどをシェアする事を学ばせる。
  • 出来る限りの家事の手伝いをさせてみる。
  • 本を一緒に読む。
  • 観賞するテレビ番組の内容を吟味する。
【5才児】
  • 4から6種類の色を言え認識できる。
  • 人間の絵を描ける。
  • 人の絵を描いた時、2から6箇所の部分が認識できるくらい上手く描く。例えばこれは手、足など。
  • 自分が何処に住んでいるか理解し言う事が出来る。
  • 描いた絵の事を説明が出来る、名前、何であるかなど。
  • 語彙が大体2,100語くらいに増える。
  • 6から8語の文章を話せる。
  • コインの違いが分かる。
  • 10まで数える事が出来る。
  • 自分の住んでいる通りや町が分かる。
  • 複雑な質問をする。 意味や目的を理解しようとする。
  • “何故” と言う質問に答えられる。
  • 責任感を持って振舞い、間違えた時には謝る事が出来る。
  • 攻撃的な振る舞いが少なくなる。
  • よく分からないまでも、他人の意見や概念を受け入れようとする。
  • 計算力が伸びてくる。
  • 友達が増えてくる。
  • 創造的な空想や遊びをするようになる。
  • 時間や機能などの概念が理解出来るようになる。

この認識力や感覚の成長は、将来の学習のために基礎となる大切な事です。
成長に必要な環境などを作り、良い意味でのいろいろな外的な刺激を与え成長を促してあげてください。

Updated on 2014/ 4/ 18

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Columnist's Profile

Chiropractic Functional NeurologistHiro Sugawara D.C.(Hiro Sugawara, D.C.)

空手や棒術などの武道に打ち込む中、少林寺拳法の整体に興味を持ち、それがきっかけになりカイロプラクティックを知り渡米。1990年に Palmer - Westカイロプラクティック大学を卒業、学位を取得、92年 Sunnyvale に開業現在に至る。94年には、公認スポーツカイロプラクター資格を取得、95年より2000年母校 Palmer - West大学にて講師を務める。98年より Chiropractic Neurology の勉強を始め神経科カイロプラクティックの知識を深め、さらに、平衡感覚リハビリテーション講座、交通事故のスペシャリストとしての Auto Safety Trainer講座、機能神経科としての Developmental Disorder Specialty (発達障害児講座) 等数々の講座を終了。現在も Mountain View のシニアセンターやPHP (Parent Help Parent) にてセミナーを行いながら更なるカイロプラクティックの知識と技術向上に努めています。

Hiro Sugawara, D.C.

990 W Fremont Ave Ste M, Sunnyvale CA 94087
TEL:
408-738-0707

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