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カイロプラクティックは面白い!

2022年 2月 17日更新

第113回 : 必須アミノ酸⑧ケガや術後の回復をサポートするライシン

ライシン(Lysine)は、体のタンパク質を作るために必要なアミノ酸です。また、カルシウムの吸収に大きく関わっているほか、筋肉を作りケガや手術からの回復を助ける役割もあります。ホルモンと酵素、抗体が合成する際にはサポートし、そしてカルシウムが過剰に排出されないようにして骨を守ります。

ライシンの役割
  • ケガをした時にコラーゲンを作り回復を促進してくれます。
  • 質の良い筋肉を作り筋力を上げます。
  • 口唇ヘルペス(Cold Sores)これは風邪の時に唇や口角にできるもので、とても痛いのですがライシンはこれらを早く治してくれます。
  • ストレス反応を軽減する可能性があると言われています。
  • ある研究によると、抗酸化物のカテキンと一緒に働き、がん組織の成長を遅くするのではないかと言われています。
  • 高血圧を下げる働きがあるという研究結果があります。
ライシンの摂取量

1日の必要量は、大人は体重1kgに対して30~12mg。体重70kgの方は840~2100mgです。子どもは体重1kgに対して44~97mgと子どもの方が多めに必要とされます。資料によって摂取量に幅がありますが、量は少な目よりも大目を考えた方がよいと思います。

ライシンを多く含む食べ物
ビーフスカートステーキ 100g 3,305mg
鶏もも肉 100g 3,053mg
豚肉 100g 2,757mg
ツナ 100g 2,747mg
キングクラブ 100g 1,684mg
豆腐 100g 883mg
リコッタチーズ 100g 1,353mg
ミルク 16オンス 1,382mg
グリーンピース 100g 314mg
ヨーグルト 1カップ 1,150mg
サーモン 3オンス 1,790mg
パルメザンチーズ 5g 110mg
キヌア(キノア) 1カップ 442mg
いわし 1オンス 641mg
黒豆 1カップ 1050mg

ライシンは大事な栄養素です。バランスの良い食事を心掛けましょう。

2022年 2月 17日更新

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Columnist's Profile

Chiropractic Functional Neurologist
Hiro Sugawara D.C.Hiro Sugawara, D.C.

空手や棒術などの武道に打ち込む中、少林寺拳法の整体に興味を持ち、それがきっかけになりカイロプラクティックを知り渡米。1990年に Palmer - Westカイロプラクティック大学を卒業、学位を取得、92年 Sunnyvale に開業現在に至る。94年には、公認スポーツカイロプラクター資格を取得、95年より2000年母校 Palmer - West大学にて講師を務める。98年より Chiropractic Neurology の勉強を始め神経科カイロプラクティックの知識を深め、さらに、平衡感覚リハビリテーション講座、交通事故のスペシャリストとしての Auto Safety Trainer講座、機能神経科としての Developmental Disorder Specialty (発達障害児講座) 等数々の講座を終了。現在も Mountain View のシニアセンターやPHP (Parent Help Parent) にてセミナーを行いながら更なるカイロプラクティックの知識と技術向上に努めています。

Hiro Sugawara, D.C.

990 W Fremont Ave Ste M, Sunnyvale CA 94087

“Hiro Sugawara, D.C.”について詳しくはこちら。

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