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- 必須アミノ酸⑦筋肉の疲労回復やアンモニアを解毒する「アイソリューシン」
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- 必須アミノ酸⑨貧血や関節痛に効果のある「ヒスティディン」
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- 一度発症すると再発の可能性大!「口唇ヘルペス」
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- セサモイドの炎症
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- セサモイド骨最大級!「パテラ」とは
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- 「O脚」の原因や症状、治療法について
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- 「X脚」の原因や症状、治療法について
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- 心臓病や卒中の原因に!高コレステロールについて
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- “サイレントキラー” 高血圧とは
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- 脚のしびれや排尿問題を引き起こす「馬尾症候群」
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カイロプラクティックは面白い!
カイロプラクティックはとても面白い、皆さんへお伝えしたいその不思議と魅力
Vol.19 : 持続する原始反射 (Primitive Reflexes) と脳の成長障害の関係 (後編)
姿勢反射 (Postural Reflex) とは、自動的な動き (これを反射といいます) のことです。 この機能によって休んでいるときや動いているときに、体のバランス、または動きをスムーズに行えるように、さらには平衡感覚を維持することができます。 脳の発達により、原始反射を抑制してこの高度な姿勢反射 (Postural Reflex) が取って代わります。 つまり、もし原始反射が何かの原因で抑制が起こらずにいると、この姿勢反射 (Postural Reflex) への発達が遅れてしまい、脳の発達も遅れることになります。 姿勢反射 (Postural Reflex) が遅れている、または欠損しているということは、脳の発達が未成熟というサインになります。
- 正向反射 (Righting Reflexes)
-
1. 目と頭部正向反射 (Oculo Head Righting Reflex)
- 視覚による刺激で起こる反射です。
- 生2ヶ月から3ヶ月で始まり一生続きます。
- 視点を安定させるためのもので、体が動いても頭は安定した状態に保つことができます。
- 視覚による注意力を維持するためには不可欠な反射です。
- この反射が発達していないと焦点を合わせて物を見ることや、動いている物を追えなくなります。
- 文字を読んだり、書いたりする能力が低下する結果になります。
- 発達不全の場合、目で物を追う事がきちんと出来なくなり、時には吐き気を催す事もあります。
2. 迷路頭部正向反射 (Labyrinthine Headrighting Reflex)- バランス感覚器によって起こる反射です。
- 生後2ヶ月から3ヶ月で始まり一生続きます。
- 体や頭を傾けたとき、首の筋肉が反応をし、頭つまり視点を一定に保とうとする反射です。
- 平衡感覚に不可欠のものです。
3. ランダウ反射 (Landau Reflex)- 生後3ヶ月から10ヶ月くらいに起こり、生後36ヶ月で抑制されます。
- 赤ちゃんを腹ばいにしたときに体を反り返らせる反射です。
- 緊張性迷路反射 (Tonic Labyrinthine Reflex) を抑制する反射で、筋肉を強くし、視覚と平衡感覚の同調をさせるために発達していきます。
4. 両生類反射 (Amphibian Reflex)- 生後4ヶ月から6ヶ月に起こります。
- 最初はうつ伏せから起こり、骨盤を上げることで自動的に股関節と膝を曲げる行為をします。
- 欠損している場合は、不対象強直性頚部反射 (Asymmetrical Tonic Neck Reflex) の持続が考えられます。
- これにより次の段階であるハイハイの準備にかかります。
- ハイハイ、歩行、走るという機能の発達にとても大事な反射です。
5. 転回反射 (Segmental Rolling Reflex)- 生後6ヶ月くらいから始まります。
- 仰向けからうつ伏せが生後6ヶ月、うつ伏せから仰向けが8ヶ月から10ヶ月の間に起こります。
- 頭を回した方向に体が転回します。
- 平衡反応 (Equibrium Reaction)
-
前出の正向反射の発達は、姿勢のコントロールの一部分であり、まずこの正向反射を確立した後に生後9ヵ月ごろから平衡反応が発達し始めます。 この反応は、内耳が重力に反応し重心を確立してバランスを取ります。 平衡反応は、主に体の自動的な防御機能の一つで、急激な姿勢の変化やバランスが崩されたときに、いち早く反応して転んだりする事を防ぐ役割をします。
1. パラシュート反射 (mainchute Reflex)- 防御反応です。
- 生後5ヵ月から6ヵ月ごろに始まります。
- 子供が転びそうになったとき腕を伸ばして防ごうとするものです。
2. 支持反射 (Propping Reflex)- 子供が安定して座ることを助けるものです。
- 前方支持反射は生後4ヶ月から5ヶ月くらいに始まります。
- 体が前に倒れたとき腕を伸ばして倒れないようにします。
- 横支持反射は6ヶ月から7ヶ月頃に始まり、横に体が傾い たとき腕を伸ばして支えます。
- 最後に後方支持反射が発達します。
- バランスを崩しても転ばないで座っていられるようになります。
-
脳の成長 (つまりはどのような原始反射がいつ始まりいつ終わるか、そして姿勢反射に切り替わるか)には3段階あります。 発達に従い、最初は脊髄 (Spinal nerve)、脳幹 (Brain Stem) によって反射は起こり、次は間脳 (Mesencephalon) そして大脳 (Cerebral Cortex) と、脳の発達に従い反射の起こる場所も違ってきます。
1. 無歩行期 (Apedal)脊髄、脳幹から起こる原始的な反射で、運動機能を発達させていく期間です。 運動機能はうつ伏せ、仰向けで行われます。
- モロ反射
- 緊張性迷路反射 (Tonic Labyrinthine Reflex)
- 不対象強直性頚部反射 (Asymmetrical Tonic Neck Reflex)
- 哺乳反射、吸引反射 (Rooting and Suck Reflex)
- 手掌把握反射 (Palmar Grasping Reflex)
- スパイナルガラント反射 (Galant Reflex)
2. 4足歩行期 (Quadruped)間脳支配の反射により運動機能発達が起こります。
- 迷路頭部正向反射 (Labyrinthine Headrighting Reflex)
- 両生類反射 (Amphibian Reflex)
- ランダウ反射 (Landau Reflex)
- 転回反射 (Segmental Rolling Reflex)
- パラシュート反射 (mainchute Reflex)
- 対象強直頚部反射 (Symmetrical Tonic Neck Reflex)
- バビンスキー反射 (Babinski Reflex)
3. 2足歩行期 (Bipedal)大脳レベルの反射により運動機能が発達します。 - 目と頭部正向反射 (Oculo Head Righting Reflex)
- ホッピング反応 (Hopping Reaction)
- プレーシング反応 (Placing Reaction)
もし正向反射や平衡反応がきちんと発達しなかった時、脳は体の防御のためにこれらの反射が使えないので後退した反射を使用するようになってしまいます。 つまり原始反射に戻ってしまうのです。 これにより当然脳の発達は妨げられてしまうことになります。
原始反射の持続は規範的な学習能力の発達の妨げになります。 この基本学習能力とは 「読解力」 「見て物を真似ること」 「文字を書く」 などです。 また姿勢反射は 「姿勢のコントロール」 「理解力」 「学業での成功を目のコントロールを通じて結ぶブリッジの役割」 を果たし、脳の発達を促進します。
- 姿勢反射がきちんと発達していない場合、どのような症状を起こすのか
-
- 物事や環境に適応できない。
- 問題解決に既存の概念を応用できない。
- 相互関係が良く分からない。
- 並行的な考え方ができない。
- 段階的な考え方ができない。 たくさんの情報を処理できない。
など、高等教育には不可欠な資質が欠けてしまうことになります。
ご自分やお子さんに何か気になることがありましたら、早期発見と早期の対策が何より重要となります。
機能神経科カイロプラクターにご相談ください。
Updated on 2013/12/ 17
Columnist's Profile
- Chiropractic Functional NeurologistHiro Sugawara D.C.(Hiro Sugawara, D.C.)
空手や棒術などの武道に打ち込む中、少林寺拳法の整体に興味を持ち、それがきっかけになりカイロプラクティックを知り渡米。1990年に Palmer - Westカイロプラクティック大学を卒業、学位を取得、92年 Sunnyvale に開業現在に至る。94年には、公認スポーツカイロプラクター資格を取得、95年より2000年母校 Palmer - West大学にて講師を務める。98年より Chiropractic Neurology の勉強を始め神経科カイロプラクティックの知識を深め、さらに、平衡感覚リハビリテーション講座、交通事故のスペシャリストとしての Auto Safety Trainer講座、機能神経科としての Developmental Disorder Specialty (発達障害児講座) 等数々の講座を終了。現在も Mountain View のシニアセンターやPHP (Parent Help Parent) にてセミナーを行いながら更なるカイロプラクティックの知識と技術向上に努めています。
Hiro Sugawara, D.C.
- TEL:
- 408-738-0707
Please click here for more details about Hiro Sugawara, D.C..
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- Vol.87 : 「はいはい期」まで残っていたら注意!「非対称強直性頸反射」
- Vol.88 : リューマチと並び、最も多い「変形性関節炎」とは
- Vol.89 : 女性患者は男性の2~3倍!リューマチ性関節炎
- Vol.90 : 16歳以下の子どもがかかるリューマチ病
- Vol.91 : バクテリアで発症!敗血症性関節炎
- Vol.92 : 手や足のちくちく感に要注意!
- Vol.93 : 24時間営業!身体の解毒作用とは
- Vol.94 : 気になる“まぶた”のピクピク!ほかの病気の兆候かも?
- Vol.95 : ウイルスやガンと闘う!免疫機能
- Vol.96 : 骨の成長や骨密度維持に欠かせない!「カルシウム」
- Vol.97 : 野菜をたっぷり摂って、カリウム不足解消!
- Vol.98 : 体に不可欠なミネラル。成長や細胞修理を促す「リン」とは
- Vol.99 : 体に不可欠なミネラル2。解毒作用や代謝を促す「イオウ」とは
- Vol.100 : 高齢者の認識機能維持にも有効な「鉄分」
- Vol.101 : 甲状腺ホルモンを作るミネラル。「ヨウ素」の摂取量や欠乏症状は?
- Vol.102 : 風邪の治りが3割も早くなる!? 必須ミネラル「亜鉛」とは
- Vol.103 : 体を形成する「マグネシウム」。食生活によっては不足する場合も!
- Vol.104 : 脳機能向上や心臓病予防に効果!「セレニウム」とは
- Vol.105 : インシュリン機能を高める「クロム」とは
- Vol.106 : 必須アミノ酸①「記憶や学習に関与するフェニールアラニン」
- Vol.107 : 必須アミノ酸②「アスリートの強い味方。筋肉の代謝や回復を調整するバリン」
- Vol.108 : 必須アミノ酸③「美容に欠かせない!コラーゲンの素を生成するスレオニン」
- Vol.109 : 必須アミノ酸④「快感ホルモン“セラトニン”を作るトリプトファン」
- Vol.110 : 必須アミノ酸⑤ 抗酸化作用や代謝促進など、マルチに活躍する物質「メサイオニン」
- Vol.111 : 必須アミノ酸⑥質の良い筋肉を作る「リューシン」
- Vol.112 : 必須アミノ酸⑦筋肉の疲労回復やアンモニアを解毒する「アイソリューシン」
- Vol.113 : 必須アミノ酸⑧ケガや術後の回復をサポートするライシン
- Vol.114 : 必須アミノ酸⑨貧血や関節痛に効果のある「ヒスティディン」
- Vol.115 : 一度発症すると再発の可能性大!「口唇ヘルペス」
- Vol.116 : 「セサモイド」:腱の中にできるゴマ粒上の小さな骨
- Vol.117 : セサモイドの炎症
- Vol.118 : セサモイド骨最大級!「パテラ」とは
- Vol.119 : 「O脚」の原因や症状、治療法について
- Vol.120 : 「X脚」の原因や症状、治療法について
- Vol.121 : 心臓病や卒中の原因に!高コレステロールについて
- Vol.122 : “サイレントキラー” 高血圧とは
- Vol.123 : 脚のしびれや排尿問題を引き起こす「馬尾症候群」
- Vol.124 : 「リーキーガット症候群」とは
- Vol.125 : 最大ゴルフボール級に!「腎臓結石」とは
- Vol.126 : 女性の罹患率は男性の2倍!「胆のう結石」とは?
- Vol.127 : 昼間の異常な眠気は病気かも?「睡眠発作」とは
- Vol.128 : 疲労感や気分の浮き沈みの原因に。「睡眠無呼吸症」とは
- Vol.129 : 髪の毛をとかす時に肩が痛い…。「ローテーター・カフ筋肉痛症候群」とは
- Vol.130 : スマホやコンピューターも原因に。「アッパークロス症候群」
- Vol.131 : 長時間の座り仕事には要注意!ローワークロス症候群とは
- Vol.132 : 運動後に頭が痛くなる人必読!「エクササイズ頭痛」とは
- Vol.133 : 歩行に障害が出ることも。気になる「浮腫」
- Vol.134 : 足をひきずるように歩く。それ「フットドロップ」かも?
- Vol.135 : 女性に多い「ドライアイ」。妊娠や閉経で症状が出ることも
- Vol.136 : 虫歯や歯周病の原因にも。「ドライマウス」に注意!
- Vol.137 : 脳や脊髄が原因で起こると危険!「咳頭痛とは」
- Vol.138 : その偏頭痛、実は「副鼻腔頭痛」の可能性も!
- Vol.139 : げっぷやおなら。痛みがある場合は要注意!
- Vol.140 : 胸やけが1週間続いたら、診察を
- Vol.141 : 無痛分娩が原因? 「脊椎頭痛」とは
- Vol.142 : あなどるなかれ。「しゃっくり」の危険因子
- Vol.143 : まるでカミナリ!一瞬で起こる激しい頭痛とは
- Vol.144 : 子どもの病気トップ5に入る「頭痛」
- Vol.145 : 子どもの「つま先歩き」。2歳以降は注意を!
- Vol.146 : 「卵アレルギー」。タンパク質の種類によって対策も変わる
- Vol.147 : ヤギや羊の乳でもアレルギーに?「ミルクアレルギー」とは