Chiropractic Functional Neurologist
Hiro Sugawara D.C. Hiro Sugawara, D.C. TEL: 408-738-0707

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第64回 : 
肩の痺れや脱力感を感じたら!腋窩(えきか)神経の損傷かも?

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カイロプラクティックとは
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成長のマイルストーン
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脳性まひ
第18回 : 
持続する原始反射 (Primitive Reflexes) と脳の成長障害の関係 (前編)
第19回 : 
持続する原始反射 (Primitive Reflexes) と脳の成長障害の関係 (後編)
第20回 : 
身体の成長 - 特に粗大な運動機能 (Gross Motor Skill) について
第21回 : 
身体の成長 - 繊細な運動機能 (Fine Motor Skill)
第22回 : 
身体の成長 - 言語 (Language) と話し方 (Speech)
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身体の成長 - 認識力 (Cognitive) と感覚 (Sensory)
第24回 : 
身体の成長 - 社会性 (Social) と感情 (Emotional)
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身体の成長 - 知能の成長
第26回 : 
身体の成長 - 聴力
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身体の成長 - 読解力 (Reading)
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身体の成長 - 免疫機能 (Immune System)
第29回 : 
身体の成長 - 知能指数(IQ, Intelligence Quotient)と感情指数(EQ Emotional Intelligence)
第30回 : 
身体の成長 - ハンド・アイ・コーディネーション(Hand-Eye Coordination)
第31回 : 
身体の成長 - コーディネーション発達障害 (Developmental Coordination Disorder)
第32回 : 
身体、精神の成長 - 選択性緘黙症(Selective Mutism セレクティブミューティズム)
第33回 : 
身体と精神の成長 - トゥレット症(Tourette Syndrome)
第34回 : 
身体と精神の成長 - アスパーガー症(Asperger Syndrome)
第35回 : 
身体精神の成長 - 広範囲の成長障害(PDD-NOS, Pervasive Development Disorder- Not Otherwise Specified)
第36回 : 
身体、精神の成長 - 小児崩壊性障害(Childhood Disintegrative Disorder)またはヘラー症候群(Heller's Syndrome)
第37回 : 
身体と精神の成長 - 聴覚解析障害(Auditory Processing Disorder, APD)
第38回 : 
五感 - 嗅覚と味覚
第39回 : 
五感 - 味覚
第40回 : 
五感 - 聴覚(Auditory System)
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五感 - 視覚 ~前編~
第42回 : 
五感 - 視覚 ~後編~
第43回 : 
五感:触覚 ①痛みと温度感覚
第44回 : 
五感:触覚 ②大雑把な触覚(Crude touch)、繊細な触覚(Fine touch)、振動(Vibration)、体の部分の位置感覚(Joint position)
第45回 : 
脳神経(Cranial Nerve)Cranial Nerve #1(CN 1)嗅覚神経(Olfactory Nerve)
第46回 : 
脳神経:第2番 視神経(Optic Nerve)
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脳神経 第3番 眼動神経(Oculomotor Nerve, CN 3)
第48回 : 
偏頭痛やむち打ちが原因で、物が二重に見える?
第49回 : 
顔を触るだけで痛い? それ三叉神経異常かも?
第50回 : 
味覚や聴力障害も引き起こす「顔面麻痺」
第51回 : 
立っていられない!耳鳴りがする!バランスと聴力を支配する 脳神経8番 内耳神経(Vestibulocochlear Nerve)
第52回 : 
”オエッ”とえずくのは健康な証拠!? 脳神経第9番 舌咽神経(Glossopharyngeal Nerve)
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”放浪”しながら、カラダとココロを休める脳神経第10番 迷走神経(Vagus Nerve)
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四十肩? その痛み脊髄副神経が原因かも!?脳神経第11番 脊髄副神経(Spinal Accessary Nerve)
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言語や嚥下(えんげ)などを司る脳神経第12番:舌下神経(Hypoglossal Nerve)
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戦う。逃げる。人類を繁栄させてきた~自律神経「交感神経」~
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神経性膀胱症(Neurogenic Bladder)
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脚の脱力感や痺れにご用心!末梢神経~大腿神経(Femoral Nerve)~
第60回 : 
お尻や脚に鋭い痛みが走る!つらい「坐骨神経痛」
第61回 : 
息を吸うだけでイタタタタ!肋間筋肉・神経痛
第62回 : 
スポーツマンもオフィスワーカーも要注意!首、肩、腕の神経を圧迫する「腕神経叢(わんしんけいそう)」
第63回 : 
指や手首を反らせることができない! 撓骨(とうこつ)神経障害
第64回 : 
肩の痺れや脱力感を感じたら!腋窩(えきか)神経の損傷かも?

カイロプラクティックは面白い!

カイロプラクティックはとても面白い、皆さんへお伝えしたいその不思議と魅力

2017年 9月 6日更新

第62回 : スポーツマンもオフィスワーカーも要注意!首、肩、腕の神経を圧迫する「腕神経叢(わんしんけいそう)」

腕神経叢(わんしんけいそう)(Brachial Plexus)とは、頸椎神経の下部から腕につながる大きな神経の集まりです。頸椎神経5、6、7、8番と胸椎神経1番の5つの神経が、腕の運動機能や感覚機能全てをコントロールしています。これらの5つの神経は、脊椎を出て首部分に入り、あみだくじのように、他のレベルの神経とくっついたり離れたりしながら、ちょうど肩関節辺りから個々の腕の神経として、末梢までコントロールしているのです。 腕神経叢は頸椎から始まり、肩の部分を過ぎると、筋皮神経(Musculocuteneous Nerve)、尺骨神経(Ulnar Nerve)、正中神経(Median Nerve)、腋窩神経(Axillary Nerve)、撓骨神経(Radial Nerve)という5つの神経に分かれます。 今回は、腕神経叢として個々の神経に分かれる前(頸椎部部から肩にいたる手前まで)をご説明します。次回からは個々の神経についてご紹介します。 さまざまな原因により腕神経叢を損傷した際、以下のような障害が起こります。

図1 腕神経叢の説明図です。
右側が頸椎で、左側が肩部分です。
画像出典: Anatomyzone
Brachial plexus

図2 腕神経叢を図案化したもの
画像出典: Teach me anatomy - The Brachial plexus
Fig.3 diagrammatic representation of the Brachial plexus

腕神経叢損傷による障害

アーブス麻痺(Erb’s Palsy)

アーブス麻痺はC5とC6の神経に損傷があり、独特な麻痺状態が出るケガで、麻痺すると腕が真っ直ぐ伸びて、首が手のひら側に曲がってしまうという状態になります。運動障害の特徴としては、肩が横に上がらない、前に上がらない、そして捻転ができなくなります。また肩を後ろへ上げようとしたとき、肘を曲げると脱力感があり、さらに肩の安定筋が弱くなるので肩の脱臼をしやすくなります。感覚機能の障害は、上腕の外側と後部、前腕の外側、親指、人差し指の感覚が失われるか弱くなってしまいます。ケガをするメカニズムが、バーナー症候群と似ているのですが、アーブス麻痺は出産時に損傷し麻痺を引き起こすことが多いです。

図3 アーブス麻痺の典型的な麻痺状態で、ウエイターがチップをもらおうとしているような形で麻痺するのでこのような名前がつきました。
画像出典: The Brachial plexus
Fig.10 waiter’s tip position characteristic of Erb’s palsy

バーナー症候群(Burner Syndrome)

バーナー症候群は、腕神経叢がどこかの部分で、圧迫を受けたり過剰に引っ張られてケガをしてしまうものです。ほとんど場合、C5やC6などの神経叢の上部に損傷が起きます。最も多い要因は、肩部分に下向きの力がかかり、同時に首には反対方向に強く曲げられるような場合で、例えば、右肩も下向きの力が加えられた時、首は左側に強く曲げられてしまうという状況です。これにより、腕神経叢が過剰に伸ばされてしまいます。このようなケガは、コンタクトスポーツに割合に多く起こりうる可能性があり、フットボール、ラグビーでのタックル、レスリングなどで、神経を伸ばしてケガをしてしまいますが、比較的軽症の場合が多いです。

症状

  • 電気ショックや焼けるような痛みが腕に走る。
  • 痺れ、脱力感がある。
  • 症状は数秒から時には数日続く。

重傷のケガは交通事故などにより起こり、時には腕の運動機能を失ってしまうこともある。

重症の症状

  • どの神経がダメージを受けたかにより多少症状は違うが、ダメージを受けた神経にコントロールされている肩、腕、手の筋肉の麻痺や脱力感がある。
  • 肩、腕、手の感覚麻痺がある。
  • 強度の痛みがある。

原因

  • コンタクトスポーツ
  • 交通事故
  • 転落事故
  • 神経の炎症
  • 腫瘍

併発症

  • 運動機能や感覚機能が損なわれることによって起こる関節の硬直
  • 慢性的な痛み
  • 感覚機能の喪失
  • 筋肉の退化
胸郭出口症候群(TOS:Thoracic Outlet Syndrome)

頸椎から出た腕神経叢は、首、肩、胸部、腕にいたる経過で、筋肉、骨、腱などできたトンネルを通っていきます。これらの組織がケガをしたり筋肉が硬直したりすることで、神経に圧迫を加え障害を起こすのが、この胸郭出口症候群です。

胸郭出口症候群の種類

1. 神経的なTOS

神経自体が圧迫を受けて症状を起こすもので、このタイプはTOSの95%にあたります。

2. 静脈TOS

神経と共に、血管も首から腕まで一緒に旅をするため静脈も圧迫を受け、症状をていすることがあります。だいたいTOSの4%を占めています。

3. 動脈TOS

動脈の圧迫により症状が起こります。全体の1%ほどです。

腕神経叢は、数々の圧迫を受ける可能性のある筋肉や骨の下や間を通り抜けていくのですが、最初の筋肉は前斜角筋(Anterior Scalene Muscle )と中斜角筋(Middle Scalene Muscle )の2つの筋肉の間を抜けるため、もしこれらの筋肉硬直してしまった場合は圧迫を受けます。また鎖骨の下側を抜けていくので、個々でも圧迫を受ける可能性があります。さらにその先には胸筋の下を潜るので、ここでも胸筋が硬直した時には問題が起こります。これらのトンネルの下を抜けてやっと腕に入り、5つの腕神経に分かれて上肢全ての運動、感覚機能を支配することになります。

図4 胸郭出口症候群における神経が圧迫を受けやすい3箇所が示されています。
画像出典: Center for Occupational and Enviromental Neurology
Thoracic outlet syndrome

症状

  • 首の痛みがある。
  • 肩の痛みがある。
  • 腕の痛みがある。
  • 腕、手指への痺れがある。
  • 腕の血行不良を起こしている。
  • 腕、手の感覚異常がある。
  • 腕、肩の筋肉の脱力感がある。

危険要因

  • 腕、手を仕事で酷使する。
  • 肥満
  • 妊娠
  • 物を持ち上げることが多い方

カイロプラクティック治療の効果

肋骨の障害は、筋肉、神経いずれもとても痛く、また呼吸機能を乱してしまいます。肋骨の正常な動きを正してやることで、痛みの軽減をすることができます。カイロプラクティク治療はこのような症状に効果を発揮します。

2017年 9月 6日更新

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Columnist's Profile

Chiropractic Functional NeurologistHiro Sugawara D.C.(Hiro Sugawara, D.C.)

空手や棒術などの武道に打ち込む中、少林寺拳法の整体に興味を持ち、それがきっかけになりカイロプラクティックを知り渡米。1990年に Palmer - Westカイロプラクティック大学を卒業、学位を取得、92年 Sunnyvale に開業現在に至る。94年には、公認スポーツカイロプラクター資格を取得、95年より2000年母校 Palmer - West大学にて講師を務める。98年より Chiropractic Neurology の勉強を始め神経科カイロプラクティックの知識を深め、さらに、平衡感覚リハビリテーション講座、交通事故のスペシャリストとしての Auto Safety Trainer講座、機能神経科としての Developmental Disorder Specialty (発達障害児講座) 等数々の講座を終了。現在も Mountain View のシニアセンターやPHP (Parent Help Parent) にてセミナーを行いながら更なるカイロプラクティックの知識と技術向上に努めています。

Hiro Sugawara, D.C.

990 W Fremont Ave Ste M, Sunnyvale CA 94087
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