Vivinavi : ซานฟรานซิสโก : (สหรัฐอเมริกา) San Francisco

人生って本当にいろいろなことが起こります。よく人生山あり谷ありなんて言いますが、谷どころか、突然崖があったり、トンネルに迷い込んで出口が見つからなかったり…。

お友達と呼ばせて頂くには恐れ多い、人生の大先輩であるToshi's Image Studioのオーナーのトシさんから、先日聞いた話にとっても勇気付けられたので、皆さんとシェアさせて頂きます。（トシさんとは数年前に仕事を通して出会いました。元メンバーさんの結婚式に出席した時に、メイクと着物の着付けを担当していた方がとトシさんでした。）

彼は「いいことを教えてあげる！人生のシークレットよ！」といってこんなことを教えてくれました。

「人生どうしていいか分からなくなって、希望の明かりが見えなくって、それこそお先真っ暗で、どっちに進んでいいのかも分からなくなって、足がすくんでしまったら、人生のトンネルに入っているのよ。でも、実はこれって人生の近道！苦しんでもがいた分、出口に早く辿り着けるの。気がついたら明かりが見えてきて、いつの間にかトンネルから抜け出しているから」。

普通は、安全で見通しの良い道を通って、時間をかけてたどり着くところを、この大きな山をズドーンとくりぬいたトンネルをくぐることによって、暗い中を手探りで必死に進んだ分、実は早く目的地に到着できているのだそうです。

「だから、どんなに先が見えなくても、心配しないで大丈夫なのよ！」と、とても心強い言葉を頂き、目からウロコのような気持ちでした。

頑張って大きな山を越えたような経験をすると、確かに自信がついて次の山が小さく感じることってありますね。辛い経験をしたり、試練を乗り越えたりしたことで、周りの人の気持ちも分かるようになり、人間として一回り大きくなれのではないでしょうか。

また、トシさんは結婚はドラマと一緒だとも言っています。「一度スタートしたら最終回まで同じキャストと付き合わないとダメなのよ。やるところまでやらないと終わらないの。そのドラマが終わっちゃったら、また新しいドラマを作ればいいの。でも、人生の再放送はないんだけれどもね」とも言っていました。

さすがうまいことを言うなと思いました。トシさんはいつも明るく冗談っぽくいろいろなことを話してくれますが、彼の言葉は深いです。

恋愛において臆病になってしまうことってあると思います。例えば好意を持ってくれている人がいるのに、そして自分も相手を好ましく思っているのに、その人を知ろうという一歩が踏み出せない人もいます。傷つきたくないからでしょうが、相手と自分の合わない所を探して、きっとうまくいかなくなる理由を見つけて、自己完結。ドラマの1話目の半分だけ観て、その後どうなったかわからないまま、あの後どうなったのかなと、気になっているようなすっきりしない感じでしょうか。

もし、あなたが今まさに人生のトンネルに入ってしまっているのかもしれないと思われたなら、その理由は仕事でしょうか？恋愛でしょうか？それとも恋愛にも辿り着けない孤独からでしょうか？Toshiさんの言葉通り、一人で必死でもがいて早くトンネルを脱出することも可能です。でも、あなたの目標が恋愛成就、もしくは結婚であるならば、マッチメーカーがあなたのために出口を照らしだすことができるかもしれません。

とにかく、一歩を踏み出さないと何も始まりません。心乱されることなく平和な毎日を送る何も入っていない箱と、苦しみや問題（人生のトンネル付き！笑）も入っているけれど、喜びや笑いや愛もぎっしり詰まっていて、何が飛び出してくるか分からないびっくり箱、あなたはどちらを選びますか？