世界中で猛威を振るった新型コロナウイルスによるパンデミック、そして変異株の影響などからいまだ続いているコロナ禍で、人々は予想もしなかったような生活を強いられています。しかし、ワクチン接種も進み、以前に比べると大分活動の制限が少なくなってきました。一時はどうなるかと思っていた日本の感染者数も劇的に減少し、弊社のメンバーの方達もアクティブに活動を始めています。
そして、日米の遠距離恋愛でなかなか会えなかったカップルも、ついに対面で会う計画を具体的に立て始めています。今回は、遠距離恋愛真っ只中の女性メンバーMさまと私(マッチメーカー)のメールでのやり取りを掲載いたします。遠距離でも良い関係を築いている方達のケースを具体的にシェアすることで、コロナ禍で運命の出会いを諦めそうになってしまっている方の励みになりますように!
以下のやり取りでは、お名前など個人が特定されてしまう箇所は伏せていますが、Mさまの許可を頂きましたので、ほぼ原文のままです。
Mさま(女性)
お元気ですか?日本もコロナの感染者の数が急に少なくなってきて、ほっとしております。ベイエリアの街も次第にさまざまなビジネスが再開してきており、すっかりwith コロナの生活に慣れてきました。さて、その後Tさま(男性)とは良いご関係を築いていらっしゃいますか?ここ数カ月、渡米される女性も増えてきました。この調子で行けば、もう少しで訪日も可能になりそうですね。差し支えなければ、お二人の近況をお知らせ頂ければ幸いです。
大橋
大橋さん
お久しぶりです。ご連絡が遅くなり申し訳ありません。最近はコロナの状況もだいぶ落ち着きましたね!日本も前回の緊急事態が終わってからすっかりコロナ前に戻ったような感じがします。
Tさんとはもうすぐ4カ月ですが、とても良い関係を築けていると思います。最初の2カ月ほどはラブラブ期で毎日電話をしていましたが、彼がかなり忙しくなってきてしまったので、今は毎日数回の「LINE」と週一回1時間半ほどテレビ電話をしています。今のところお互いそれほどネガティブな驚きもなく(笑)、楽しく関係を続けています。ただ、さすがにバーチャルでの関係に限界を感じていて、これ以上先に進めない感がありモヤモヤしていましたが、1週間ほど渡米する予定です♪
ちなみに、他の方で私と同じように数カ月のバーチャルリレーションシップ後、直接お会いされ、うまくいった/うまくいかなかったなどの例はありますか?今とてもいい関係を築けているのですが、実際にお会いしてうまくいかなかったらどうしようと少し不安です。過去にどんなケースがあったのか教えていただけると嬉しいです。
M
Mさま
うれしいご報告をありがとうございます!
過去、弊社を通して出会い、遠距離から始まったご縁でも、上手くいった例はたくさんあります。特に忙しいカップルの場合は、遠距離であったからこそ良いご縁につながったという方が多いです。なぜかというと、すぐ会える距離に住んでいるのに、忙しすぎて会えないとなると、自分は優先順位の下にあると感じてしまうためです。また、お互いにいつでも会えるという甘えが出てきてしまい、仕事や他のことを優先してしまう傾向にあります。そのためか、弊社ではローカル同士のカップルの方が、遠距離のカップルよりも、婚約や結婚に結びつくまで時間がかかるというケースが多いです。
近くに住んでいる友達とはなかなか会わないのに、遠くから遊びにきた友達とは絶対に時間を作って会おうとする感覚に似ていますね。コロナ前ですが、私自身も車で1時間ほどの距離であるにもかかわらず、シリコンバレー方面に住んでいる友人には数年あっていませんが、日本からアメリカ訪問する友人家族には毎年スケジュール調整をして会っていましたし、私が里帰りする際にも同じことが起こっていました。
弊社で会われた遠距離カップルからは、激務でお互いに忙しかったけれども、週に1度、数時間は必ずビデオで会う時間を取ることにより、約束の日を楽しみにしながら、他の時間は罪悪感なく仕事に集中できたという体験談を聞きました。ちなみにこのカップルは弊社のウェブサイトにお写真を掲載させて頂いています。
反対にうまくいかなくなってしまったカップルは、いつも返信が遅いとか既読が付かないなどで、お相手を不安な気持ちにさせてしまったり、また、それを口にすることでお相手が罪悪感を感じてしまったり、ストレスになってしまったというケースが多いですね。ですので、時差や距離があるのだからと割り切って心に余裕を持ち、お互いに心地の良いコミュニケーションを続けていくことが大切だと思います。
他にうまくいかなかった例としては、やっと会えた時のうれしさで、いろいろなことを相手に期待しすぎてしまうことです。アメリカ国内での遠距離カップルですが、しばらくやりとりをしていた女性が、初めて対面で会った際に、何時頃結婚を考えているのかと詰め寄ってしまったことがありました。男性からは、彼女は結婚がしたいだけで相手は自分でなくてもいいのではと感じてしまったと言われ、うまくいきませんでした。また、離婚経験のある方で、まだ一緒の時間を過ごしていないので、結婚後二人の関係が変わってしまうのではないかと不安に感じている方もいらっしゃいました。
結婚の時期など、すでにお二人の会話で出ているのであれば、やっと会えたのですし、じっくり話し合うのは良いと思いますが、まだ具体的にお話をしていないのであればプレッシャーを与えすぎないようにし、まずは一緒に過ごす時間を楽しまれるようにしてください。そうすることによって、お互いにこの人となら一緒に生活ができるなと自然に結婚を意識できるようになります。
MさまとTさまは絶対に大丈夫な予感(ほぼ確信に近いです笑)がしています。引き続き仲良く、楽しく、良いご関係を築いていかれますように!お二人からさらに良いお知らせが届くことを心よりお待ちしております。
大橋
大橋さま、
とても勉強になります。距離もコロナも憎いと思っていましたが、確かに逆に助けられていることはあるかもしれませんね。コミュニケーションの頻度を少なくした時は少し心配になることもありましたが、時差や距離があるからと割り切れましたし、実際に話せたり会えたりする時間をとても大切に感じます。そして何よりもステイホームのお陰でしっかりとお互いのことを理解できる時間が良かったとも思います。英語での会話はとにかく楽で感情も伝えやすく日本語には戻れなくなりました(笑)。
大橋さんのアドバイスはいつもピンポイントで本当に助かりますし心強いです。お互いうまくいって欲しいという気持ちは強く持っていると思うので、あとは心に余裕を持ちながら彼との時間を楽しみたいなと思っています。アメリカから帰国した頃に、またご報告させていただきますね♪
M
以上が、Mさまとのやり取りです。Tさま同様、私もMさまの渡米とその後のご報告をワクワクして待っています。
遠距離恋愛をされているメンバーは他にもたくさんいらっしゃいます。2020年に日本へ旅行される予定だったある男性メンバーは、毎日日本の感染状況をニュースでチェックしていました。まだ、観光として外国人の入国が確定されるかは分かりませんが、このチャンスを逃したくない!と、感謝祭(Thanksgiving)の休みに日本行きのチケットを予約したと連絡を頂きました。彼も日米遠距離恋愛組です。この方以外にも、やはりここ数カ月バーチャルでお付き合いをしていた男性メンバーから、ついに彼女がアメリカに遊びに来ることになったと喜びのお知らせが届いています。
最後に、元メンバーの方から「結婚しました!」といううれしいお知らせも届きました。彼女は日本在住のアラフィフ女性ですが、コロナ禍でも前向きに婚活を続けていました。お相手はアメリカ人男性で、今年の始めにコミュニケーションを取り始め、コロナ禍で彼が日本に入国できなかったので、彼女が渡米し対面を果たしました。そして先月、アメリカで入籍され、家族だけの小さなセレモニーを挙げられたそうです。お相手は弊社でご紹介した方ではありませんでしたが、私にもご連絡くださいました。とっても幸せそうなお写真を送ってくださり、掲載の許可を頂きましたのでここでシェアいたします。