专栏

~サンフランシスコ・ベイエリアよりお届け!~国際結婚・恋愛相談

2016年 2月 26日更新

第48次 : 国際結婚―決め手となる要因

皆様こんにちは。早いもので、もう2月も終わりですね。2月の行事といえばバレンタイン。皆様のバレンタインはいかがでしたか?アメリカに住んでいる方はご存知かと思いますが、こちらのバレンタインは女性が男性に告白する日ではなく、男性も女性にプレゼントをしたり、花を贈ったりなど愛情表現をします。

知人の旦那さんは毎年バレンタインになると張り切ります。朝起きてバスルームに行くと、鏡に“I Love You!”と書かれたpost it(付箋)が。トイレットペーパーもハート模様に変えられ、トイレの蓋を開けるとそこにもメッセージが!(笑)ほかにも、クローゼットや冷蔵庫、車、バックなど、とにかく彼女の目に留まるいたるところに愛のメッセージがちりばめられていたそうです。

こんなエピソードを聞くと、素敵なお相手を見つけることって、本当に素晴らしいことだな、といつも思います。良い関係を築いているカップルから幸せオーラを分けてもらうのは、特にシングルの方にはとても良いことです。自分も幸せになりたいとイメージトレーニングができますので(ちょっぴり焼けてしまったり、羨ましくなったりしてしまうこともあるかもしれませんが)前向きに良い雰囲気をたくさん吸収してくださいね。

素敵なカップルといえば、最近日本では、ディーン・フジオカさんという、グローバルに活躍されている俳優さんがとても人気です。日本で生まれ育った方だそうですが、国際結婚をされていて、奥様や私生活について、インタビュアーから質問されているのを先日テレビで拝見しました。奥様はインドネシアの方でプロポーズのお言葉なども臆さずお話しになっておられ、とても素敵だなと思ったのですけれども…。

残念なことに、日本のバラエティ番組では、そういうカップルや海外の俳優さんなどに対して、ステレオタイプでジャッジメンタルな質問をするインタビュアーも多く、海外に住んでいる日本人から見たら、的外れで恥ずかしくなったり、ハラハラしたりすることがあります。

例えば、くだんのバラエティ番組でディーンさんに、あるアナウンサーがこのように質問していました。

「やはり、奥様は優しい方なのですか?」

日本人の方ならお分かりかと思いますが、この質問の意図としては、きっと奥様は優しくて素敵な方、だから(外国人でも気にならず)結婚したのではないか?またはうちの奥さんは優しいから好きだ、という答えを引き出したいから聞いている質問、という風に思えるニュアンスがありますよね。

しかし国際社会で考えてみると、こういう質問をすること自体がもうすでにちょっとずれており、優しかろうが冷たかろうが、どんな人を好きであろうと、その人の自由であり、優しい人が選ばれないといけないという概念が違いますよね。なので、あれれ?と私は思ってしまい、ディーンさんがどう答えるか、興味を持って見ておりました。

ディーンさんが「うーん、そうですね、ジャカルタの虎という感じです(笑)」と答えると、インタビュアーが、「ああ、そうなんですね、厳しいのですね」と、話を違うところに持っていこうとしたのですが、ディーンさんは続けてこう答えました。「うん、厳しいですよ。でもね、根っこのところというか、人に優しい人なんです。人を助けることが普通に生活の中で自然にできる人なので、愛溢れる人ですよ」。

大変素晴らしい回答で、一視聴者である私もホッといたしました。しかしその後も、番組上、ある一定の答えを導き出したいからなのでしょうか、色々と失礼な質問が続きます。

「でもやっぱり、海外の方っていうのは、分かりあえないところがあるんでしょう?例えば、卵焼きの味付けが違うとか、味噌汁の具が俺の実家とは違うな、とか」。

意図するところは分かるのですが、あまりにあまりな質問…。ちょっと見ていて恥ずかしくなりました。すると、ディーンさんは「いえ、そういうことは相手に期待していないから」と一言。

さらにその後もハラハラする質問が続きました。

「外国の人はよくハグやキスをしますが、自分が疲れ切っていて、落ち込んでいて、近くに来て欲しくない時とかには、国際結婚の時にはどうするのですか?」など…。

こんな質問に対しても(疲れ切っていても、近くに来て欲しくないなんてこと、考えたこともない!驚き!)のような表情をされながらも、考えながら「うーん…そうだったら、彼女にそう伝えます。『ごめん。今こういう気持ちで、ちょっと一人になりたいから』って」と、おっしゃっていたのが印象的でした。

素晴らしい受け答えを拝見し、私は思わず「そうそう」と言いたくなりました。国際的な方であればあるほど「女性らしく優しいから」や「料理が上手だから」などは、結婚の決め手となる必須ファクターではないのですよね。むしろそういった点はどうでもいいことです。

では国際結婚では、何が結婚の決め手となる必須ファクターなのでしょうか?

ズバリ、一概には言えません。というのも、個人により何が大事か、そしてプライオリティは違うものですから。弊社ではコンサルテーション時に、どんな時に愛されていると感じますかと伺うようにしています。お相手選びのプライオリティの中に、料理が上手な人がいい、というのは日本人男性以外では聞いたことがありませんし(一緒に料理を楽しめると嬉しいと料理好きの男性から聞くことはあります)掃除洗濯、自分の世話を焼いて欲しいという希望も聞いたことがないですね。それは、お相手となる方へ求めることではありません。

反対に、僕は母親や家政婦を探しているわけではないと言われる方も多く、お付き合いの段階で、あまりにも母親の様に世話を焼いてしまうと、ロマンチックではないと冷めてしまう方もいらっしゃいます。お互い忙しく一緒に過ごす時間がない場合、ベビーシッターや家政婦を雇ってデートに出かける努力を惜しまないカップルも多いです。以前にも書いたことがありますが、家事や育児を頑張りすぎている女性よりも、体型維持のためにスポーツジムに通っている妻を魅力的と思う方も少なくありません。

日本では昔から、雑誌の特集や親、親戚、知人友人などに「男性を落としたいなら胃袋から攻めろ」「料理上手、掃除上手は花嫁修業」のようなことを刷り込まれすぎているせいか、男性も女性にそれを求め、女性もそれができないといけないという気持ちになっているのではないかなと思うのです。人を雇ってまで子供を預けて遊びに行くということは考えもしないですし、まるで悪い親と罪悪感を感じる人も多いのではないかと思います。

国際的な方であれば(もちろん、どこにでも例外的な方はいらっしゃいますが)、大抵、相手の女性に母性を求めません。パートナーとしての女性は求めるますが、結婚相手を探すときに、母親代わりを探してわざわざ一緒になるわけではないのです。もちろんお料理がお上手であれば嬉しいことではあります。が、どうして彼女ばかり料理をしないといけないのか、ということになってきます。共働きであれば、順番に料理をしたり、出来合いの物ですませたりしても良いと考える方が大部分です。

もう一つ。結婚相手への希望項目の必須となるファクターは、スキンシップの大切さについてです。

日本人はスキンシップについて照れてしまうというか、恥ずかしいと思う傾向がありますね。ハグしたり、手をつないだり、キスしたりといったような触れ合いを、付き合っている間にはしていても、結婚生活が長くなると、だんだんしなくなってしまうようです。実は男性は意外と繊細で、奥さんや彼女に愛されているかどうかをこのスキンシップで測る方も多いようです。

こんなブラックジョークも聞いたことがあります。男性はいつまでも女性に変わらないでいて欲しいと願うが、女性は変わってしまう。女性は男性に変わって欲しいと願うけれども、男性は変えられない。

いつまでも恋人同士のようにいて欲しいと思う男性は、古今東西、特に海外の方には多いようです。夫婦やカップルがいつまでも仲良くコミュニケーションをとり、良い関係を保ちながら過ごしていくためには、スキンシップが必須です。日本人女性のみなさまは、お付き合いが長くなっても、お相手とのスキンシップを大切にし、愛情表現をしてあげてくださいね。そして日本人男性のみなさま、時にはロマンチックな方法で奥様や彼女を大切に思っていることを伝えてあげてください。

いかがでしたでしょうか。本日は「国際結婚:決めてとなる要因」についてお届けしました。ご意見などございましたらglowまでぜひお寄せください。また来月お会いしましょう!

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International Matchmaker
Miyoko Ohashiglow biz inc

アメリカ在住20年以上、国際マッチメーカー歴20年の経験を持つ。1組でも多くのハッピーカップルを作るため、日夜奮闘努力中!良いご縁をご提供できるよう、皆様の婚活を誠心誠意サポートいたします。独身の方は、どんな方をお探しか、ぜひお気軽にご相談ください。

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