赤十字ベイエリアチャプターからのお知らせ

赤十字では、地震を含めた災害から自分の身を守るために知っておくべきことや、準備しておかなければいけないことを詳しくご案内しています。この機会にもう一度ご自身の防災対策を見直しましょう。

2010年 9月 14日更新

第9回 : 「緊急連絡先カード」を用意する

皆さんは、「緊急連絡先カード」と言うものはご存知でしょうか?

もしも、大きな規模の地震が起きた時、家族や親戚の方たちといつも一緒に居るとは限りません。 災害は昼夜問わずいつでも起こる可能性があります。 災害発生時、家に居る場合や、学校や職場、車の中、駅や店などに居ることも考えられます。 その時に、家族や身内、友達とあらかじめどこに連絡するか、どこで集合するかをあらかじめ決めておくと、災害時でもすれ違いがなくスムーズに会うことができると思います。

1) 「遠方地域の連絡先」を決めておきましょう。

大規模な地震が起きたとすると、電話の回線は混雑し繋がりにくくなることが想定されます。 災害時は、遠方地域の方が連絡が取りやすいので、遠方の緊急連絡先に、それぞれが自分の安否や居場所を知らせましょう。

選んだ遠方の連絡先の人は同じ災害が及ばない、離れた場所に住んでいる方が望ましいです。 また自分たちが連絡先として選ばれていることを認識していなくてはなりません。 この連絡先が家族の位置や状況の情報の中枢場所になります。 その人も一日中、自宅にいるとは限らないので、携帯電話の番号も聞いておきましょう。

2) 遠方だけではなく、自宅付近の連絡先も決めておきましょう。

そして、その次に家族全員で緊急連絡先の保管場所を確認しておきましょう。 また、その連絡先を人数分コピーして、いつも確実に持ち歩いている財布や手帳などに入れておくのが良いでしょう。

3) 自宅前、そして自宅周辺の避難場所を確認しておきましょう。

集合場所をあらかじめ決めておくと、家が災害で影響を受け、もし避難勧告が出された場合でも時間の節約になり混乱も最小限になります。 集合場所は2つ決めておきましょう。

これらの緊急事態に必要な連絡先などの情報は常に最新のものにしておきましょう。

災害が起こる前にしっかりと家族や親戚と話し合い、確認することで、災害時に混乱することなく家族と連絡を取り合い、再会することができます。

記事担当 : 加藤真実

2010年 9月 14日更新

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